Tamiflu昨晩から次男が「しんどい」と言い出し、若干発熱があるようだったので今日は幼稚園を休ませたのですが、昼間妻が医院に連れて行ったところインフルエンザにかかってしまっていることがわかりました。幼稚園でも何人もインフルエンザで休んでいるらしいので、おそらく園でもらってきてしまったものなのでしょう。世間でも流行っているようですし、私の職場でも休んでいる人がチラホラといるようなので「気を付けろ」とは言われていたものの、私はこれまで一度もかかったことがなかったのでほとんど他人事のようにしか思えませんでした。しかし子供がかかってしまったとなるとそうは言っていられません。家族全員が順番に感染して大変な目に遭っている人もよく見ますが、それはかなりしんどいことでしょう。

しかし今回はかなり早いうちに診察を受けることができたので、かかった次男だけでなく他の家族の分も予防として「タミフル」の処方を受けることができました。インフルエンザウィルスの感染・増殖を防ぐという画期的な薬で、発症後48時間以内に投与を開始すれば効果を得ることができるそうで、とりあえず今回は家族への感染は防ぐことができそうです。増殖してしまったウィルスを殺す作用はなく、それは人間の免疫力に頼ることになるということなので、次男はちょっと頑張らなくてはならないかもしれませんが、風邪のように対症療法に頼るよりはだいぶ楽なのではないでしょうか。

ところでこのタミフルという薬ですが、全世界での使用量のうち75%を日本が占めているというのは驚きです。鳥インフルエンザへの対応でも注目を浴びていたタミフルも、需要に供給が追いつかず十分な備蓄ができていないと報じられていたのですが、その大部分が日本で消費されてしまっているというのは何とも言えません。今回我が家もその一因となってしまったわけですが、あまり安易に処方されるのもウィルスに耐性が付いてしまったりすると大変です。

本当は風邪やインフルエンザは、免疫力の弱い老人や乳幼児はともかく、薬など服用せずに治すべきなのですよね。私もついついその場しのぎで薬を飲んで症状を抑えようとしてしまいますが、子供の頃に親によく言われた通り「しっかり栄養をとって汗をかいてぐっすり眠ればすぐ治る」というのはあながちいい加減なものでもありません。熱が出るというのは体温を上げて免疫活動を活発化させようとする体の自然な防御システムによるものなのですから、特に深刻な発熱でなければ安易に解熱剤など服用するべきではありませんね。最近風邪が治りにくくなったように感じるのは体力が落ちたというばかりではなく、薬に頼るようになってしまったからなのかもしれません。まあ今回はあくまで予防の意味で、うつってからではしんどいのでタミフルを飲んでおくことにします…4人分で診察代も含めて1万円ほどかかったらしいと聞いてまた驚いてしまいましたが。

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