まぶたの裏によみがえる興奮…

先週のHard Rock Caféでのライブのあと、nTAGと引き替えにもらったのがこのベスト盤CDでした。転売されないようにかケースの隅にはドリルで小さな穴が開けられていましたが、聴く分にはそんなことは関係ないので気にしないことにしておきます。

ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・シェリル・クロウ
アーティスト:シェリル・クロウ
ユニバーサルインターナショナル (2006/01/25)
ISBN/ASIN:B000CBNZPO

実はこのアルバム、Sheryl Crowのライブがあると知ってから慌てて予習のためにTSUTAYAで借りてちょっと聴いていたのですが、その時はそれほどいいとは思わなかった曲も生で聴いたあとではちょっと印象が変わり、気に入って聴くようになってしまうのだから私の感性もあてにならないものです。まあ、音楽というのは繰り返し聴いているうちに新しい発見があったりして、どんどん印象も変化するものなのでそれでいいのだとは思いますが。

ベスト盤ということですから彼女のヒット曲は当然網羅されているはずなのですが、私が特に好きなのは初期のアルバムに収録されていた”All I Wanna Do”, “Everyday Is A Winding Road”, “Leaving Las Vegas”あたりでしょうか。ライブでかなりいい感じだった”Soak Up The Sun”もそれ以来好きになってよく聴いています。

そういえば先日は書き忘れていたのですが、この人はライブでは1曲1曲終わるたびにローディーがギターを持って出てきてそれに持ち替えて、それぞれその曲にあったギターで弾いているというのがとても印象的でした。アコースティックギターとエレキというだけでなく、一体何本のギターを使っていたのかちゃんと数えていれば良かったというくらいです。それだけギターの音色にもこだわりを持っていることなのでしょう。といってもサポートバンドの人は1本のギターを持ったままだったように思いますが…また、曲によってはベースも弾いていたりして、こういうところも知らなかったのでとても面白かったです。

ということで、Sheryl Crowの魅力が詰まったお買い得な1枚という事になりますが、あまり彼女に馴染みがないという人もこのアルバムを聴いてみて、気に入った曲があったらそれが収録されているアルバムを聴いてみる、というのもいいのではないでしょうか。私はすっかり勢いづいてしまい、TSUTAYAの半額クーポンを利用して全てのアルバムを一気に借りてきてしまいましたが…まあ、このベスト盤に収められていない曲でもいいもの、売れたものは沢山ありますので、そのための入門編としていかがでしょうか。