2023年もいよいよ残り1週間となりましたが、私の身の回りで今年変わったことの一つが、とうとう音楽サブスクリプションサービスに契約したということです。さすがに何年か前からCDなどの円盤を買うことはやめていましたが、楽曲は手元に置いておきたいと思って主にAppleのiTunes Storeでアルバムや楽曲単位で購入していました。アーティストを支援したいという気持ちもあってそうしていたのですが、聴きたいと思った曲を購入していると結局毎月何千円かになってしまい、それならサブスクリプションのほうがいいのでは、という気になってしまったのでした。

音楽配信サービスにも色々あって迷うところなのですが、私は洋楽を中心に聴くので国内のサービスにこだわる理由がありません。そうなるとシェアの高さと使い勝手などからSpotifyApple Musicか、となるものの、これらのどちらにするかというのはなかなか決め手がありません。私はiPhoneとMacを使っているのでApple Musicとの親和性は高いと思うのですが、それでも結局Spotifyを選んでしまいました。

その判断理由はプレイリストが非常に充実しているということです。Spotify自身がキュレーションしている公式プレイリストというのもたくさんあってどれもとても質が高いのですが、ユーザーが作ったプレイリストも共有されていて、検索すると文字通り数え切れないほどのリストが表示されます。それらの中から自分の好みにあったものをお気に入りに登録しておくとすぐに聴くことができますし、プレイリストが更新されるとそれも自動的に反映されるので、たとえばBillboard Hot 100というようなBillboard公式のプレイリストを登録しておくと、ラジオのカウントダウン番組のように聴くことができてしまいます。ただ、実際にはカウントアップになってしまうのと、毎週更新されているわけではなさそうなのでちょっと言い過ぎたかもしれませんが、まあそれに近い感じにはなります。

上の方では「アーティストを支援」なんて高尚なことを言っていたわけですが、結局世の中が配信中心となってしまうとアーティストの稼ぎ方も変わらざるを得ないのでしょうね。なんだかんだ言っても使い始めてみるとやっぱり便利ですし、今まであまり聴かなかったような曲も聴いてみるようになって幅が広がったような気がします。以前は邦楽を毛嫌いしていたところもありましたが、最近はシティポップをよく聴くようになったりもして、新しい世界に気軽に触れられるようになったのもサブスクのおかげです。ただ問題はいつやめるのかということと、やめた後どうするのかということですが、とりあえず今考えるのはやめておきます。