Amazonの「1-Clickで今すぐ買う」というボタンは特許になっているものですが、なかなか危険です。ちょっといいかなと思った程度でついうっかり購入してしまうという意味での危険というのもありますが、本当にただ間違ってクリックしてしまっただけでも購入プロセスが完了してしまう危険もあります。

私もつい先日、AmazonでKindle本をブラウズしているときに、商品の詳細を見るためにクリックしようとしたときに、その直前に画面が動いたために誤って「1-Clickで今すぐ買う」をクリックしてしまうということがありました。このとき慌ててブラウザのタブを閉じてしまわなければキャンセルするためのリンクが表示されていたはずなのですが、つい閉じてしまっていたためにそこからキャンセルする方法がすぐに分からなかったので、共有のためにもここに書いておこうと思います。

「へるぷ&カスタマーサービス」の「Kindle本を返品する」を見ると、次のように記載されています。

誤って注文したKindle本は、注文日を含めて7日以内に限り返金できる場合があります。 返金は、Amazonの裁量にて承っております。

本が部分的に読まれている場合または不正利用の疑いがある場合は、返金が拒否されることがあります。返金は、Kindle本のご注文で利用されたお支払い方法に対して行われ、通常3~5日かかります。

返品をご希望の場合は、カスタマーサービスにご連絡ください。

注: 注文確定直後であれば、「注文をキャンセル」リンクが表示されます。このリンクをクリックすると、注文はキャンセルされ、自動的に返金処理が行われます。
注: アカウント履歴で返品リクエストが多い場合や、本が部分的に読まれている場合は、返金できないことがあります。
ヒント: 機能制限を設定すると、誤った購入を防ぐことができます。

要するにカスタマーサービスに連絡しろということなのですが、ではどうやって?ということになると思います。この本文中の「カスタマーサービス」という語句がリンクになっていればいいと思うのですが、画面の左下の方を見ると「カスタマーサービスに連絡」というリンクがあり、ここからチャット画面に遷移することができます。最初はロボットが応対するのですが、やり取りを進めていくとスタッフに交代してくれるので、そこで注文番号を伝えるなどしてキャンセルをお願いすれば速やかに対応してくれます。

ただし、上記引用文にも「本が部分的に読まれている場合または不正利用の疑いがある場合は、返金が拒否されることがあります。」とあるとおり、スムーズにキャンセルを受け付けてもらうためにはKindleで開いてしまわないようにする必要があるでしょう。購入から時間が経っていなければ問題ないかもしれませんが、無用なやり取りを防ぐためにも余計なことをしないのが吉です。

なお、私も今回ちょっと懲りたので、「お客様の購入設定」のページで1-Click購入を無効化しておくことにしました。どうせ普段購入するときにはカートに入れてあれこれ悩んでからになるので、勢いだけで買ってしまわないためにも無効にしておいたほうが私には良さそうです。Amazonにとっては迷う隙を与えたくないのでしょうが。