日本でも動画配信サブスクリプションサービスの中で大きなシェアを持っているAmazon Prime Videoですが、アメリカ、イギリス、ドイツ、カナダでは今年はじめから、その後フランス、イタリア、スペイン、メキシコ、オーストラリアで年内に、広告が挿入されるようになるとのことで、アメリカでは早々に始まったようです。しかし今のところ日本でどうなるかは公表されていません。

Amazonでの購入時の配送料が無料になったり、速達配送料が無料になったりするAmazon Primeとセットで加入しているケースが多いかと思います。そもそもこのAmazon Primeの料金が日本ではかなり格安で月額600円、年額5900円となっていますが、アメリカでは月額$13.99、年額$139で、今の円安がなくてもかなりの開きがあります。ここにさらに今回の措置なので、日本の優遇ぶりはどういうことなのか不思議なくらいです。

この広告は”Ad-Free“という月額$2.99の追加料金を支払うと表示されなくなるということなのですが、このような少額だとあまり抵抗なく支払ってしまいそうな気もして、Ad-Free単体で考えると「どうしてそんな小銭を」と感じてしまいますが、結果的には単なる値上げのようにも思えます。

仮に日本でも導入されるということになったら、果たして私はどうするでしょう。最近はNarou.rbのおかげでKindleで読書をする時間がかなり増えたことと、アニメをdアニメストアで観るようになったということもあって、実はあまりPrime Videoを観ないようになってしまいました。広告が表示されるように鳴るとしたらさらに敬遠してしまうような気もしますが、観たい映画があればAd-Freeに契約するかもしれません。YouTubeの広告もかなり鬱陶しく感じているもののYouTube Premiumで月額1280円も支払うほどは観たいとも思いませんが、Ad-Freeが200円程度だとしたらほとんど抵抗なく支払ってしまいそうな気もします。なかなか絶妙ですね。