No Reservations本当に大切なものは何ですか?

先週末からTSUTAYAで半額クーポンセールをやっていて、「そういえば最近あまり自宅でDVDの映画を観ていないな」と思ったのですが、どうも最近夜中に一人で観ているとスリリングなシーンに耐えることができなくなっていて、ついつい一時停止してトイレに行ったりコーヒーを淹れに行ったりと落ち着いて見ることができません。映画館で観るときにはもちろんそんなことはできませんが、それならそれで別に問題なく楽しんでいるのにどういうわけなのかと思ってしまいます。

そういうことなので、アクションやサスペンスは避けてコメディ系に流れてしまい、中でもラブコメディをついつい選んでしまいます。いい年したオッサンが何を一人で…という感じではありますが、それは気にしないことに。今回は私の好きなCatherine Zeta-Jonesが主演の「幸せのレシピ」が人気ランキングの上の方にいたのでこれを観ることにしました。

幸せのレシピ 特別版
監督:スコット・ヒックス
ワーナー・ホーム・ビデオ (2008/02/08)
ISBN/ASIN:B000ZFTNDK

Catherine演じるKate(ってそのままですが)はニューヨークの高級レストランでシェフを務めていますが、ワーカホリック気味でセラピーを受けさせられている完璧主義者です。Catherineのクールな雰囲気が良く合っている役どころではないでしょうか。一方”sous-chef”(副料理長)として入ってきたNickを演じるAaron Eckhartはキッチンでオペラを聴きながら歌いながら料理をこなすようなKateとは正反対の何ともユルい人の役です。この2人が衝突しながらその間にKateの姪、Abigail Breslin演じるZoeが入ってきて…というような感じの話です。

2001年に公開されたドイツ映画「マーサの幸せのレシピ」のハリウッドリメイク作品なのだということで、ハリウッド作品らしくかなりアレンジされてはいるのでしょうが、あまり見られないレストランのシェフが主役という設定でのストーリーはなかなか新鮮なものがあったように思います。
Abigail Breslin
何しろ私はCatherineが好きで観ていますから、彼女が出てきて魅力を振りまいてくれればそれで十分とも言えるのですが、この作品でもかなり存在感があったのがZoe役の12歳(現在)、Abigailです。彼女なくしてこの映画の成功はなかったのではないかとさえ思える、可愛いだけではない実力派の子役ですが、2006年の「リトル・ミス・サンシャイン」では史上4番目の若さでアカデミー助演女優賞にノミネートされたということですので、この映画も見逃すわけにはいかないでしょう。早速今日にも借りに行こうかと思っています。

ということで、思っていた以上に楽しむことができたのですが、映画の本筋とは全く関係ないところでちょっと羨ましく思ってしまったのは、子供を職場に連れて行き、仕事ぶりを見せることができるということです。私も何度か休日にこっそり父の職場を見せてもらったことはありますが、実際に仕事をこなしているところを見たことはありませんし、私の業務などは企業秘密の山のようなものですから、色々厳しくなった今は特にとても考えることもできません。きっと子供も学ぶことが多いはずなので、本当はそういう貴重な体験はさせたいところなのですが、キッザニアあたりで疑似体験するのが関の山なのでしょうかね…