Transformers: Revenge of the Fallenあの人もこの人も…

子供の頃は変身メカやロボット物にもそれほど夢中になった方ではないと思うのですが、一昨年公開された実写版の映画「トランスフォーマー」には私もすっかり参りました。映画を観たあとで1万円近くするOptimus Primeの玩具を買うのは何とか踏みとどまりましたが、当然のようにDVDを購入し、先月ようやく発売されたBlu-ray版も再生機器も持っていないのにうっかり買ってしまったほどです。あの精密な変形シーンはDVDでは潰れてしまってよく見えないのですよ。

この続編となる「トランスフォーマー: リベンジ」は、トランスフォーマーの生まれた国だからということで世界で最初に日本で公開されることになり、しかも1日早く昨日から先行公開されるということだったのですが、ちょうどその昨日は偶然休業日だったので、トランスフォーマーを私と一緒になって楽しんでくれている次男を連れて観に行ってきました。

しかし、入口では

あなたは、映画『トランスフォーマー/リベンジ』の世界最速先行上映に来場され鑑賞されましたことを、ここに証します。
スティーブン・スピルバーグ & マイケル・ベイ

なんていう「認定証」を手渡されましたが、そんな世界最速だとかいうことはどうでもいいのです。私はただ新しい「トランスフォーマー」を早く観たい、ただそれだけで、他の人と比べてどうだということには特に興味がないのです。まあ、せっかくだから取っておこうかとは思いますが。

それはさておき、映画の方はやっぱりカッコいいです。今回はしびれるほど印象に残る変形シーンというのはありませんでしたが、何気なく細かい変形シーンがあって、最大の見どころの一つであることに変わりはありません。しかし、今作では大幅に戦闘アクションシーンが増えていて、最初から最後までどこかで戦いが起こっているというような印象があります。

また今回はAutobots側もDecepticons側も新登場キャラクターが多数増えていて、それぞれの活躍も楽しいところです。特にMudflapSkidsの双子の兄弟はよく目立っていたように思いますが、SR-71 Blackbirdの姿で登場するJetfireの登場シーンは少ないものの存在感のある役どころです。

とはいえ、やはり2作目になると狙いすぎてしまうのか、何となくキャラクター設定に押しつけがましさのような物を感じてしまったのも事実です。それもハリウッド作品らしいところなのかも知れませんが、日本人にはバタ臭さのように感じてしまうところもあるのではないでしょうか。逆にSideswipeなんてもうちょっと丁寧に使ってあげればいいのにと思ってしまったりもします。
Mega Fox as Mikaela
人間のキャストの方ではShia LaBeufは相変わらずのはまり役でうまさを感じさせてはいたのですが、当代きってのセクシー女優Megan Foxの魅力にオジサンは逆らうことができません。しかし、Meganが完璧な美女であるからこそ、完璧な美男子とは言えないShiaがますます活きてくるのではないかと思います。今回はもう一人の美女が登場するということがわかっていましたが、まさかあんなこととは…

ということで今回も2時間半近い上映時間をバッチリ楽しむことができたのですが、やはり前作ほどの衝撃的な感動を覚えるには至りませんでした。とはいえ、Cybertronとその変形シーンの格好良さは健在どころかますます磨きがかかっているのは間違いありませんし、盛りだくさんのアクションシーンの迫力も相当な物です。要するに慣れてしまったということなのでしょうから、今度もBlu-ray版が発売されたらすぐに購入して、またじっくり楽しみたいと思います。もちろんその時までに再生機器は揃えなければなりませんが。