ProShow Gold手間さえかければいいものができそう。

特に体調を崩しているわけでもないのに今年に入ってから更新が滞りがちなこのブログですが、今回もちょうど1週間ぶりの更新となってしまいました。というのもこのところ公私にわたって何かと忙しく、じっくり文章を練り上げる時間が無いためなのですが、そんな言い訳をしても仕方がないので自分のペースで継続していきたいと思います。

ということで先週末はいったい何をしていたのかというと、前回書いたようにその前の週末に義妹の結婚式があったのですが、その時の写真をスライドショーDVDにして欲しい、と頼まれて作業をしていたのでした。今週末に親族を集めたお披露目会があるのでその時に上映したいということなので、その間の唯一の週末だったので作業に充てないわけにはいきませんでした。といってもそうして頼ってもらえるというのは嬉しいことなので、喜んで引き受けたのは言うまでもありません。

これまでも母に頼まれて旅行の間に撮った写真をスライドショーDVDにしてあげたりはしているので、適当に仕上げるだけで良いのであればPicasaの機能を使えば一発でできてしまい、大した手間はかからず単にトランスコーディングの時間がかかるだけの話です。しかし、親族の前で上映するということであり、また二人の一生の記念になるものなので私としても自分なりに納得出来るものを作りたいと思い、適当なソフトウェアがないものかと探してみました。

スライドショーが簡単に作れる、というものは結構いろいろあるのですが、お仕着せではなく思い通りに作り上げられる自由度の高いものはなかなかないものです。そんな中で何とか見つけたのが今回利用したPhotodex ProShow Goldというものです。上位のProShow Producerというまさにプロ向けの製品もあって、こちらに比べると若干見劣りしてしまうのですが、Producerの方は$249.95なのに対しGoldは$69.95ということで、これだけ価格差があれば仕方がありません。またGoldの方でもサンプル作品を見るとこれで十分と思える素晴らしい出来栄えのものになっています。

ということで、早速ダウンロードしてまずは無料体験してみたのですが、使い勝手はなかなか、痒いところに手が届く小回りの効く実用本位の製品になっています。単に画面遷移の効果が沢山あるというだけでなくて、写真のズームや回転などを組み合わせてスムーズなアニメーション効果を作ることができたり、キャプションにも様々な効果を与えたり、一つのシーンに複数の写真を組み合わせてみせることができたり、とできることが非常に多く、凝り始めるといつまで経っても終わりません。

また対応している出力フォーマットも様々で、Blu-rayからDVD、YouTubeFacebook等へのアップロード用、Flashや各種形式のビデオファイルなど、何にでもなりそうです。ただどうも一部デバイス用の出力は別途プラグインが必要なようで、iPhone用の形式はその対象なようですが、一旦他の形式にしてからトランスコーディングすればなんとかなるでしょう。それは面倒、という人はプラグインを考に有すればすむことですし。これだけ多様なフォーマットに対応していてなぜそれだけ、という気はしないでもありませんが…

しかしこの他唯一と思える、人によっては致命的な欠点なのはマルチバイト文字、要するに日本語が使えないということです。日本語のタイトルやキャプションを付けたいと思っても文字化け状態になってしまい、全く表示することができません。これでは日本人のユーザは増えないでしょうし、またそれでは日本語対応の要望も上がらないと思うので、このままではきっといつまで経っても治らないでしょう。まあ近いうちに私は要望を出そうと思っていますが、かなり大規模な変更になるでしょうから対応してもらえるかどうかはわかりません。まあ、私はあまり日本語のキャプションはつけないと思い、これを承知で購入したので構わないのですが。

それはともかく、何とかそれなりに納得出来るものができたので妻に見てもらってからちょっと修正して、その後で義母に見せたところ、子供が皆家を出てしまって寂しい思いをしているところだったのでなおさらだったわけですが、かなり喜んでもらえました。また今日は事前に会場で試写するためにDVDを受け取りに義妹が夫婦で来たので、我が家で一回見てもらったのですが、また非常に喜んでもらえて良かったです。やはり本人たちに喜んでもらえるのが一番ですからね。

まあとはいってもスライドショーは素材となる写真が良くなければ仕方ありません。今回は第一部の結婚式の写真はプロのカメラマンが撮ったものをCD-Rでもらったもので、第二部のハネムーン編の方は本人たちのプライベートな写真を使ったのですが、プロの方はともかく本人たちが楽しい写真をたくさん撮っておいてくれたのでいいものができたというのが間違いないところです。私もせっかく良いソフトウェアを購入したので旅行に行ったときなどはスライドショーを作っていきたいと思っていますが、それを意識した写真も撮っていかないといけないかもしれません。