魚これでもか!

ニュージーランドから我が家にホームステイしていたU君ですが、その10日間の滞在もあっという間に終わってしまい、今週の月曜日には無事に親元に帰って行きました。ホームシックで泣きっぱなしという子もいるというのに、U君はそんな素振りは全く見せず、淡々と楽しんでいたようです。最後に「早く家族に会いたいか?」と聞いても「全然」という感じだったのですが、精神的に自立しているということなのでしょうか。

ところで、その帰国の日の前日は最後の一日ということで精一杯楽しんで帰ってもらおうということでいろいろ考えましたが、結局本人が水族館へ行きたいと言っていたこともあり、魚づくしの一日ということにしました。

まず最初は、昨年初めて参加して楽しかった勤務先のイベント「鮎狩り」がちょうどこの日だったので申し込んであったので、連れて行って参加しました。ニュージーランドも日本と似たような地形のようですが、鮎のような魚を手づかみで捕まえるような機会はそう無いでしょうから良い経験になったのではないでしょうか。その後の塩焼きは美味しいと言って食べていましたが、甘露煮は骨まで食べるというのが受け付けられなかったようで食べにくそうにしていましたし、炊き込みご飯はほとんど手を付けていなかったようです。まあ、背は高くてもまだ子供ですし、食べ物はなかなか同じようには食べられませんね。

昼過ぎまで川遊びをしたりして過ごし、その次に向かったのは須磨海浜水族園です。この日は梅雨が明けてかなり強い日差しになっていたということもあって隣接の海水浴場に行く人達の車で駐車場もいっぱいでしたが、三連休の中日ということで水族館の方もそれなりの賑わいでした。私もここに行くのはそれこそ15年ぶりくらいで本当に久しぶりでしたが、最近美ら海水族館に行ってきたばかりということもあって、館内はやはり古さが気になってしまいます。しかし、ちょうど入館直後に観ることができたイルカライブはなかなかの迫力で楽しめました。前の方に座っている人には大量の水が掛けられていて、カメラなど持っていたらダメになってしまいそうな勢いだったので、それが気になってしまいます。

そして魚づくし最後の〆は寿司です。「生魚は食べられないと思うけど、寿司屋は覗いてみたい。」ということなので、垂水の無添くら寿司西舞子店へと行きました。最初「53分待ち」というのを聞いてU君はびっくりしていましたが、他の店に行ってもこれより早く食べられるわけではないということで待つことにしました。しかし結局、20分くらい待ったかというところでカウンター席ならすぐに座れるということが分かり、構えたほどには待たずに済みました。U君はやはり生魚はチャレンジすることもなく、エビフライやハンバーグの寿司(?)と、チーズケーキなどのデザートを楽しんでいましたが、まあそれはそれで雰囲気を知ってもらえればいいでしょう。私自身はあまりいくつも食べられる歳ではないので、多少高くても美味しい物を食べたいなどと思ってしまうのですが、子供に食べさせるにはどれをとっても100円というのは安心で助かりますね。次男は調子に乗ってメロンを2つも食べていたようですが。

ということで魚づくしの一日を終えて、その後妻の母が会ってみたいというので実家へ連れていき、そこでケーキを食べて帰りました。U君はどうやら甘い物が好きなようだというのはこの最後の日になってようやく知ったのですが…まあともあれ彼にとっても盛り沢山で楽しい1日になったようで良かったですし、私たちにとっても楽しい思い出となることでしょう。