Bella and Edward Cullenついに終わってしまいました。

先週に引き続きこの土曜日も日中に一人で過ごす時間ができたので、再び映画を観に行く事にしたのですが、今回は木曜日に公開されたばかりの「トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン パート2」です。私は第一作を見て以来このシリーズの大ファンなので非常に心待ちにしていたのですが、世間的にはそういうオジサンはかなり珍しいはずで、劇場に行ってみてもほとんどが高校生以下の若い女の子で、成人の姿さえほとんど見えないような状況でした。まあ、ちょうど正午くらいに始まる回だったということもあるでしょうし、日本とは違ってそれで白い目で見られるようなこともないので、自分が気にしなければ全く問題ありません。

さて、この作品はついにシリーズ最終作となってしまったわけですが、もともと原作では4部作であったものの最終巻「ブレイキング・ドーン」が2つに分けられた、その後半になります。ファンとしては1回多く楽しめることになったわけですからありがたく思うべきなのかもしれませんが、客観的にはドル箱を延命させたようにも見えます。とはいえ大きく展開の変わるところで切り分けられたので、特に無理矢理という感じはしません。前作ではBellaが出産により死の淵に立ったところでEdwardにヴァンパイアにされた、というところで終わっているため、今作はBellaが目覚めるところから始まります。前作を知らない人にはさっぱり何のことやら理解できないでしょうが、さすがに「パート2」と言っているのですからそういう人は観ないでしょうね。

原作を読めば分かるとはいえ、日本での公開までまだ間がありますしストーリーについては触れないでおきますが、一言だけ言っておくとすればAliceが大活躍します。これには劇場内拍手喝采でした。元々アメリカでは映画の上映中も皆遠慮なく拍手したり笑ったり、楽しんで観るものですが、この作品では他にも何か所も笑いを誘う場面があった中で、この場面が一番盛り上がったのではないでしょうか。私は原作でも映画でもAliceのファンなので嬉しくなってしまいましたが、実は原作にこんな場面があったかどうか全く記憶にありません。
Renesmee
主要キャストはもちろんこれまで通り変わりないのですが、主役の二人、Kristen StewartRobert Pattinsonの最近のゴシップにはちょっと参りますね。私生活でも付き合っているというだけでも生々しくてどうかと思うのに、さらに不倫騒動だなんて、映画の制作側は相当頭を痛めたことでしょう。また、一時はCullen家の一部キャストがギャラが原因で降板するなどという報道もあってどうなることかと思っていましたが、結局途中交代があったのはVictoriaだけで済んだのではないでしょうか。無事に最後までほぼ同じキャストで続けることができて人ごとながらホッとしてしまいました。

前作でもほんのちょこっとだけ出てきてはいますが、今作で主要人物の一人となったのがBellaとEdwardの娘、Renesmeeです。幼少時の役は主にMackenzie Foyが演じていますが、これが非常に愛らしくていいです。また、成長してからの姿を演じているのはChristie Burkeという人ですが、雰囲気がよく似ていて全く違和感がありません。全く台詞もなくわずか一瞬の出演ですが、どうも原作者のStephenie Meyerは今後の展開もないではないような含みを見せているようです。しかし仮に映画化されるとしてもその頃にはMackenzieが大人になっているかもしれませんね。

ということで、微笑ましい家族の姿にほのぼのしつつ随所で笑いつつ、楽しく観ることができたのですが、これでシリーズも終わってしまったというのはちょっと寂しいです。原作を読み終わってしまった時にも同じように感じたものですが、仕方がありません。しかし、不老長寿のヴァンパイアの物語なのでその気になれば後日譚はいくらでも作れるはずですが、中途半端なもので台無しにはしてもらいたくないですね。ただ、特別な存在であるRenesmeeの今後はやっぱり気になります。