Facebook初日はオタクっぽく。

今年の夏、長男は高校編入のために一足先に帰国してしまったので、次男と3人だけになってしまいましたが、夏の旅行はこれまで行ったことのない西海岸、カリフォルニアに行くことにしました。厳密にはつい先日次男と二人でシアトルに行ってきたところではありますが、賞味わずか1日の滞在ですし、西海岸らしさはほとんど味わう間もなく帰ってきてしまったので、数には入れません。

まずは5年弱ぶりサンフランシスコ国際空港 (SFO)に入りましたが、飛行時間は5時間あるもののデトロイトとは3時間の時差があるので、見かけの所要時間は2時間で済みます。逆に帰りは見かけ上8時間ということになってしまうわけですが、初日は有効に使えるというのが良いところです。空港ではレンタカーを借りて、すぐにサンフランシスコの街は後にしてしまいました。

まずはGoogleの本社があることで有名なマウンテンビューの町で昼食を済ませ、おもむろにGoogleplexへと入ってみました。といってももちろん建物の中に入ることはできませんが、敷地は閉ざされていないので駐車場に車を停めてふらふらと歩いてみたのでした。本当はカンパニーストアに入れないかと思って行ってみたのですが、それ以前に工事中でがらんどうになっていてお話にならない状態だったので、早々に諦めました。敷地内にはグーグルカラーの社員用貸し自転車がたくさんあって、乗り回している社員もたくさんいたのですが、その他の歩いている社員も見ながら「この人達みんな天才だよ〜」なんて言いながら、私たちは車に乗って移動しました。

次に向かったのはGoogleplexにほぼ隣接しているComputer History Museumです。最近シアトルで古いコンピュータは見てきたところなのであまり新鮮さはありませんでしたが、あちらに比べるとかなり博物館らしくしっかりとした展示になっていました。しかし、真面目過ぎてやや退屈に感じてしまう面もあり、私にはいかにもオタクっぽかったLiving Computer Museumの方が面白かったと思います。ただ、こちらにはコンピュータの先祖であるバベッジ階差機関があり、これを動かして見せてくれます。完全に機械的な動きで計算ができてしまうというのは何だか不思議に感じてしまいますが、考えてみれば電子の動きで計算ができるというのだって十分不思議なことです。

その後はちょっと移動してメンローパークに向かいました。ここにはFacebookの本社があり、ここにもショップがあるということだったので行ってみたのですが、警備員に聴いてみるとここも残念ながら一般には公開されているものではなく、あなたができるのは看板の前で記念写真を取ることだけで、済んだらすぐに立ち去るようにと言われてしまいました。仕方がないので言われた通り写真を撮って退散しましたが、後で調べてみると確かに従業員とゲストのみとあって、ちゃんと調べておけという話ですね。

こうしてみると一体何しに行ったんだかという感じですが、実は単に通り道だったから立ち寄ってみただけのことで、本当の目的地はここから5時間ほど走ったヨセミテ国立公園なので全く問題ないのでした。あわよくばという感じで寄ってみたらやっぱりダメだったというわけです。アップルの本社には一般客も入れるカンパニーストアがあったのですが、改装のために6月で閉店してしまっていて行けなかったのは実に残念です。まあ仕方ありませんが。 (続く)