凝りだすと奥が深そう。
最近市販ルーを使わずにスパイスからカレーを作るようになった私ですが、あまり頻繁だと家族にも飽きられてしまうので大体月1回程度に抑えています。先週も根菜入り手羽元のスープカレーを作ってみて、なかなか美味しくて満足していたのですが、最近はレシピも水に手持ちのスパイスを目分量でじゃんじゃん入れていくだけなので、計量の手間もかからなくなってきました。
スパイスもスーパーなどで買うとほんの僅かな量でも300円前後もしたりして、それも2, 3回もカレーを作ったら無くなってしまうので、そんなものを使っていると結構馬鹿になりません。私の場合は、主なスパイスは以前ネット通販で安くまとめ買いしたものなので、惜しげなく使うことができます。むしろ、スパイスも時間が経つと香りが飛んでしまったり湿気てしまったりするので、あまり置いておくことができないので、どんどん使っていかないともったいないことになります。
ということでカレー以外のスパイスの用途も探したいところなのですが、先日「カレー・スパイス料理研究家」の一条もんこ氏がTwitterでシェアしていたのが、黒豆をシナモンとその他調味料と一緒に圧力鍋で煮るだけというシナモン黒豆のレシピで、昨日スーパーに行った際にこれを思い出して黒豆を購入し、今朝さっそく作ってみました。
黒豆 300g
砂糖 200g
しょうゆ 大2
塩 小1
シナモン 5cm×2
水 豆に被るくらいすべてを圧力鍋に入れて20分加圧します。もしくは柔らかくなるまで弱火でひたすら煮ます。
これだけのレシピなので計量以外の手間は何もかかりません。本当は黒豆の色を深くしたり、皮に皺が寄らずツヤツヤにしたりするために手間を掛けることは色々あるのでしょうが、とりあえず自分が食べるためであればあまり気にする必要はありません。唯一難しいのは煮込み時間ですが、圧力鍋では試行錯誤するしかないのではないでしょうか。今回はレシピ通り20分間加圧してみましたが、加圧時間が若干足りなかったようで硬めの仕上がりになってしまいました。ただそれでも美味しくないというほどではありませんし、柔らかすぎるよりは良いので、次回はちょっと長めにしてみるということで良しとします。
食べてみると豆自体にはそれほどシナモンの香りは染み込んでおらず、煮汁に強く出ているので汁に浸っている部分を食べた方がシナモン黒豆らしく美味しく食べられるのではないかと思います。煮汁にはシナモンだけでなく豆の香りも出ているので、もんこ氏のツイートにもあったように豆乳やミルクティーに加えたりすると美味しいのではないでしょうか。
今回は最初なので一番安い豆を買ってみたのですが、それでも250gで398円もして、思ったより黒豆が高くて驚きました。しかし、丹波産の上級品はその2倍3倍の値段でさらに驚きますが、今回のものはかなり小粒だったので、次回はもうちょっとだけ奮発していい豆で作ってみたいと思います。まあ250gでも結構な分量になったので、しばらく楽しめると思えばそんなに高いものではないかもしれません。おせち料理にもひと捻り加えたいという方は試してみてはいかがでしょうか。