既成事実はできました。
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COVID-19パンデミックとなっていることがWHOにより宣言される状況となり、世界各国での感染者数と死亡者数は増加の一途となっていますが、なぜか日本ではまだ爆発的な増加には至っていません。これが政府の戦略が優れているためだとは思えませんが、悲惨な状況が報じられる欧米との差は生活習慣の違いによるものなのでしょうか。しかしもちろん日本もいつまでも楽観視していられるわけではないので、遅まきながら政府は4月7日に緊急事態宣言を発出することとなり、それに伴って事業者もそれぞれ対応を取ることとなりました。

私の勤務先では3月の時点から東京都内の従業員は原則的に在宅勤務ということになっていたのですが、それが緊急事態宣言を受けてその対象地域に拡大され、16日に全都道府県に拡大されたことを受けて私の部署でも全員が在宅勤務の指示を受けることになりました。私はそれ以前から職場に行っても大半の時間を自席からSkypeで会議やデザインレビューに参加して過ごすことが多くなっていたため、これなら自宅からでもほとんど変わらないのではないかと思っていて、今週から在宅勤務を試していたので特に問題なくそのまま移行することができました。

しかし在宅勤務なんていわゆるIT系企業では当たり前過ぎて何を今さらということでしょうし、アメリカ駐在中の現地子会社では普通にできていたことなのですが、私の勤務先でできるようになったのはつい最近のことです。それも制度としては働き方改革の一環として在宅勤務が可能となってはいたものの、当初は週1日のみに制限されていたり、環境が整備されていなかったためできることがかなり限定されていたりで絵に描いた餅のように感じていました。しかしこの事態になってみるとその状態から数週間でほぼ全員が在宅勤務可能な状態に持っていけるのですから、やればできるのになぜやらなかったのかと言いたくなってしまいます。とはいえ、IT部門の人たちも今は対応にてんやわんやというところでしょうから、迅速な対応には感謝しかありません。

ということで、私もしばらくの間は在宅勤務を続けることになりますが、幸い私は居間の片隅に自分用の机とPCのスペースを確保していますし、小さな子供もいないので特に問題なくこなすことができるものの、特に若い人たちはそういうわけにも行かないのではないでしょうか。また、先日購入したヘッドセットは会社のノートPCと一緒に持ち帰ってきて、Skypeミーティングに大活躍しています。当初マイクのゲイン調整がうまく行かず困っていましたが、USBオーディオ変換ケーブルを使ってみたところかなりいい具合になったようです。また、作業の効率化のために購入したものが明日届くので、それはまた記事にする予定です。

しかし、古く大きな会社なのでこんなに急速に在宅勤務に移行するようになるとは私もまったく想像しませんでしたが、一度できるとわかった以上、一時的なものではなく、事態が収束した後も継続していけることを期待したいものです。本当は必要なかった、無くてもなんとかなるということが明らかになったものも多々あるでしょうし、COVID-19の影響で日本の社会も良かれ悪しかれ色々変わっていくことでしょうね。