今日午後4時頃、宮崎県の東側の日向灘を震源とする推定マグニチュード7.1で最大震度6弱という地震が発生しました。元日の能登半島地震の記憶がまだ新しいうちに今度は九州でということでつくづく地震大国であることを思い知らされますが、今回の地震の特徴は南海トラフ地震の想定震源域内を震源とするということで、気象庁から「巨大地震注意」が発表されることになりました。
この発表はあらかじめ決まっている南海トラフ地震に関連する情報というもので、監視領域内でモーメントマグニチュード7.0以上の地震が発生したときに発表されることになっているそうです。内閣府のページの情報によると、
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表された場合は、事前の避難は伴いませんが、日頃からの地震への備えの再確認に加え、地震が発生したらすぐに避難できる準備をしましょう。
とのことで、このまま何事もなければ一週間ほどで「調査終了」へ移行するようですが、それまでの間は注意を続ける必要があるようです。
今回の気象庁の発表を受けてテレビでも大きく「南海トラフ巨大地震注意」という見たことのない額縁が出ていますし、また新幹線が速度を落として運行していたり、在来線でも徐行運転していたりといった対応になっているようです。これらが一週間続くとなると結構大きな影響があるのではないかと思いますが、それでももしものときのことを考えれば必要な対応なのでしょう。
私は基本的に東京育ちなので南海トラフ地震については特に知らずに育ってしまいましたが、西日本の特に太平洋側に住んでいる人にとっては常にそこにあるものだったのではないかと思います。それが今日の地震によって急に表面に出てきたということで、得体のしれない恐怖となってきたような気がします。私の家では実は地震への備えというのがかなりいい加減なので、この機会に準備しておきたいと思いましたが、明日のホームセンターなどは混雑して品薄になってしまっているのでしょうね。今回はこのまま沈静化することを祈りますが、備えの方は怠らないようにしたいです。