日本全国のみならず海外にも出店している和定食チェーン店の大戸屋は、店内調理にこだわって他のファミリーレストランとは一線を画す存在となっており、何となくヘルシーな感じがして、チェーン店を避けがちな私も時々利用しています。その大戸屋が創業67周年の「大戸屋・定食の日」を記念して「贅沢ミックスフライ定食」を3万食限定で販売するというのをニュースで知ったので、その時から予定して今日のランチに食べてきました。
「創業67周年」というのは素数でなんとも半端な数字ですが、発祥が私が生まれるより前の1958年にまで遡るとは知りませんでした。もちろん当時は今のような業態ではなく、Wikipediaによれば
海苔佃煮のボトルキープができて、白飯だけのオーダーでも食事が可能な貧乏学生御用達の安飯屋
だったとのことで、大違いですね。沿革によると「全品50円均一」だったとのことですが、消費者物価指数で換算してみると今の価値でいえば300円程度ということになり、それで何かが食べられるということであれば人気にもなりそうです。
私はだいぶ以前からある「チキンかあさん煮」が好きでこれを食べることが多かったのですが、最近はメニューを見ると他にも美味しそうなものがたくさんあっていつも目移りしてしまいます。しかし今日はあらかじめ決まっていたので簡単でした。
ヒレカツ、エビフライ、スコッチエッグが載ったミックスフライ定食ですが、スコッチエッグなんて前に食べたのはいつだか思い出せない何十年も前のことです。要するに茹で卵が中に入ったメンチカツのようなものですが、デミグラスソースで食べるというところがちょっと特別で、それがなかなか美味しかったです。ヒレカツも柔らかく、胡椒が効いていて美味しかったですし、エビフライも大きくて、店内仕込みというタルタルソースをたっぷり付けて食べるのがこれまた美味しかったです。
1750円となかなか値は張りますが、公式アプリでこの週末限定の200円引きクーポンを配布しているので、私もこれを利用しました。全国で3万食限定というのがいつまで持つのかさっぱりわかりませんが、お早めにとしか言えませんね。
なお、大戸屋へ行くのはちょっと久しぶりだったので初めて知ったのですが、大戸屋でもQRコードからスマートフォンで注文するようなシステムに変わっていました。ちょっとお年寄りなどには厳しいのではないかと思いますが、店員さんに声を掛ければ従来通りに注文することも可能なのでしょう。私自身は焦らず注文できるので嫌いではありませんが、せっかくアプリがあるのにこの注文システムとはまったく連携できていないようで、それがもったいないように感じました。その点はマクドナルドや松屋などに一歩及ばないようですが、ファーストフードと一緒にするのは酷ですかね。