今日、デジタル庁が「2025年6月24日から「iPhoneのマイナンバーカード」を開始予定です」と発表しました。Androidではすでに2023年から電子証明書が搭載できるようになっていたそうですが、iPhoneへの対応も昨年予告されていて、ようやく日程が公式に発表されたということです。
6月24日からということなのであと2週間ちょっと先の話になりますが、あのカードを持ち歩かなくて済むようになるというのはとても嬉しいことです。私はあのカードの何が嫌なのかというと、そのカードそのものではなくてあの一部の記載を隠すためのスリーブに入れておかなければいけないということです。当然ながらカードそのものよりも一回り大きいサイズになっているので、財布に入れた時にもスリーブがはみ出して、そのはみ出した部分が他と擦れたりして折れ曲がったり汚れたりして、みっともないことこの上ないことになっています。一体誰がこんな馬鹿げたことを良しとしたのでしょうか。
なお、iPhoneのWalletに入ることによって、もちろんそれだけではなくてFace IDによる生体認証によって暗証番号の入力が不要になるというのも非常にありがたいポイントです。マイナンバーカードの暗証番号・パスワードもどういうわけか4種類もあって、それぞれ違うものにしろと言われたので私は正直にそれぞれ変えて設定したのですが、当然のごとくそんなものは覚えていられないので、いちいち1Passwordで調べて入力することになっています。パスワードを複数に分けたというのは、どれかを他人に教えて代理入力してもらうというようなことを考えたのでしょうか。
まあそれらが改善されるということなので、文句を言うのはこれまでにしておきたいところですが、運転免許証への対応はまだ「早期実現に向けて検討中」ということなので、まだしばらく免許証は携帯する必要があるようです。私はiPhoneの手帳型ケースの中に入れて持ち歩くようにしているのでそれで特に支障ありませんが、それも不要になれば落とす心配もなくなりますし、免許証の厚み分だけケースが膨らんでいるのが解消されるのはいいことです。運転免許証なんてマイナンバーカードなんかよりももっと先に対応できてもいいと思うのですが、警察にとってのメリットがないので進まないのでしょうね。ここはデジタル庁の働きに期待したいところです。
もっと言えばパスポートなんかもスマートフォンに入ってしまったら便利というか海外旅行も気軽にできるようになりそうなものですが、こちらは国家間の調整が必要なので大変でしょうね。とはいえ、何でもかんでもスマートフォンに入ってしまうと無くした時のダメージが大きくなって大変なので、ほどほどのほうがいいのかもしれませんけどね。