以前から知ってはいましたが、ごく最近になって複数の情報源で見かけたのが穴熊という日本企業が提供する、Jiffcyという「テキスト通話アプリ」です。テキストなのに通話とは?という感じですが、その特徴的なのがテキストをタイプするそばから相手に見えるというところで、それが通話感覚だということなのでしょう。一般的なチャットアプリではせいぜい文単位で送るところを、文字単位で相手に見せてしまうというのは、業務などでは失敗が許されない緊張感があって、誰も使いたがらないでしょう。

しかし、それがプライベートな友人同士のやり取りとなれば話が別で、相手が入力し終わるまで待つ必要がなく、テンポよく会話を進められるというメリットがありそうです。声を発することが憚られるような状況でコミュニケーションを取りたいような場合にはいいのではないでしょうか。こういったことから、このJiffcyが若いユーザーの間で受けているとのことです。

そこで試しに私もインストールしてみたのですが、当然のことながら相手がいなければ何もできません。インストールして設定を済ませた後、数分おきにJiffcyから「あと1ステップで設定完了」とコンタクトを追加するように通知が来るのですが、そう言われても私の周りにはJiffcyを使うような知り合いはおそらくいません。いやまあ私がそう思っているだけで、普通に家族とのやり取りに使っているというような人もいるのかもしれませんが、多分いないでしょう。

こうしてマスコミが広く伝えるようになった頃にはすでに流行のピークは過ぎ去っているものですが、実際このJiffcyは定着しているのでしょうか。「穴熊ではJiffcyを世界的なSNSに育て上げ、コミュニケーションの可能性を解放する」と言っていますが、果たしてどうなるでしょうか。