Mozilla FirefoxInternet Explorerの方もつい最近、一足早くVer.7正式版がリリース(日本語版はまだ)されたところですが、若干遅れてMozilla FirefoxもVer.2.0の正式版がリリースされました。

私はこれまでも2.0のベータが公開されて以来RC3まで使ってきたので、特に今回のリリースで変わることはありませんが、やはり正式リリースというお墨付きが与えられたというのは安心感が違います。RC1あたりまでは突然落ちたりフリーズしたりと不安定だったので「本当にこれでリリースするつもりなのか」と不安になったりもしましたが、着実に改善されてRC3では完全に安定して使えるようになっています。だからこそ正式リリースということになるのですが…

また、最新版が2.0へ移行することでこれまで使えなくなってしまっていた一部のextensionの対応が加速されるようになるのではないかというのも期待したいところです。RC版の公開以来2.0系で使えるextensionやthemeも着々と増えてきていましたが、今でもFasterfoxなどは正式には対応していないようです。まあ、未対応のものはなくても困らないようなものばかりと言えなくもないので、この際切り捨てて整理するというのも一つの方法かもしれません。

さて、1.5から2.0へのアップグレードでいったい何が改善されるのか、という肝心の所についてはリリースノートを見ていただいた方がいいかと思いますが、私がいいと思っているのは以下のような点です。

  • 閉じたタブを復元する機能 (ついうっかりというのはよくあります)
  • リスタート後のセッションの復元 (extensionの更新時に便利)
  • RSS/Atomリーダへの対応 (RSS/Atomへのリンククリックでlivedoor Readerのフィード登録が開くのはとても便利。もちろん他のRSSリーダにも対応)

IE7ではRSSリーダの機能が統合されていてそれなりに便利なような気もしないではないのですが、これ自体Safariの二番煎じのようなものです。MozillaはメールソフトのThunderbirdの方にRSSリーダ機能を統合しているのでFirefoxには標準では盛り込まれていませんが、Sageというextensionを追加すれば最初から統合されているかのように使うことができるので特に見劣りがするというわけでもありません。私の場合は勝手に巡回してくれるウェブサービス型のフィードリーダの便利さになれてしまったので今さらクライアント型には移行できないのですが。そういう私にとって今回RSS/Atomリーダへの対応が改善されたのは非常に嬉しいところです。

今回の”2.0″というバージョンがメジャーバージョンを上げるにふさわしいものなのか異論はあるところかと思いますが、前回の1.5というのがそもそも控えめだったということではないでしょうか。今となってはWindows Update以外のためにはIEを使う理由が私には見付からないにも関わらず、世の中のIEのバグに依存したサイトがなくならない限りFirefoxだけでは過ごせないというのが残念なところなのですが、今回のリリースによってFirefoxの普及に弾みがつけばこういった状況も改善されることを期待したいと思います。

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