Mona Lisa Smile昨年「エリザベスタウン」を観て以来すっかりKirsten Dunstのファンになってしまい、Kirstenの出演作を探し出しては借りてきて観るというようなことを続けている私ですが、今回もまたそのうちの一作である2003年の作品「モナリザ・スマイル」を観てみました。

モナリザ・スマイル
モナリザ・スマイル

posted with amazlet on 07.03.10
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1953年のWellesley Collegeというアメリカに実在する女子大を舞台に、非常に保守的な大学の体質の中で学生らの意識を変えていこうとするリベラルな新任の美術講師と学生らの1年間の交流を描いた物語です。50年前の話ということで私たちが抱くアメリカのイメージとはかなり異なり、日本人の考え方からするとかなりリベラルに見えるアメリカにもこういう時代があったのか、というような印象です。日本の同じ時代のものと比べると衣装などに違和感がないので、あまり昔の話だという気がしないので余計に不思議な感じでした。

主役の美術講師Katherine WatsonはJulia Robertsが演じていますが、やはりこの人はとても綺麗で華があります。ただ、他の教授陣や学生らと比べると現代的に見えてしまうのは本人の顔立ちのせいなのか、メイクのせいなのか、何となく浮いてしまっているような気もしないではありませんでした。キャストの大半が女性という私にとっては珍しい作品だったのですが、Maggie GyllenhaalJulia Stilesといった最近どこかで見たような女優がチラホラと出ていて、それぞれ熱演しています。

愛しのKirstenはというと、Elizabeth “Betty” Warrenという同窓会長の娘で学内新聞に告発記事を載せるような非常に嫌な生徒の役で出演しています。私が観てきた中ではこういうKirstenはいなかったのでちょっとしたショックを受けてしまいましたが、きっとこの映画で最初にKirstenに出会っていたらきっといい印象を抱くことはなかったことでしょう。やはり第一印象というのは非常に重要ですからね…といっても私が最初にKirstenを認識したのは「スパイダーマン」なので大した印象を持っていなかったりするわけですが。

ということで、今回もまたこれまであまり観たことのない種類の映画を観ることになったわけですが、それというのもKirsten出演作をできるだけ観てみたいということによるものです。TSUTAYAなどにいくと何千本ものDVDがあったりして一体どれを観たらいいものかと迷ってしまうようなこともあるかと思います。好きなジャンルに集中してみたり、話題作を中心に片っ端から観ていくというのもいいとは思うのですが、こうして好きな俳優や監督の作品を追ってみたり何かテーマを決めたりして、「~つながり」というような感じでジャンルを横断して観てみるというのも面白いのではないでしょうか。まあこういう作品を楽しむことができるようになったというのは、私も大人になったということなのかもしれませんが。