Beyoncé後輩MはBeyoncéがストライクゾーンど真ん中らしく、雑誌の表紙に写真が載っているだけで買ってしまってあとで後悔したりするらしいのですが、最近来日した際、その来日記念の限定盤として最新アルバムB’DayのDeluxe Editionに12曲分のプロモーションビデオが収録されたDVDが付いた、非常にお得なアルバムが発売されたということで、買おうかどうしようかと迷っていました。ファンなら絶対買うべきだろうと思ったのですが、Beyoncéの曲はプロデューサーなどによって当たり外れが激しく、また気に入った曲は既にiTunes Storeで買ってしまったということでした。

その話をしてから数日して、Now 66に入っていたIrreplaceableを何度か聴いているうちにかなり気に入ってしまったので、Mが買わないなら私が買ってしまおうかと思い、念のため「買った?」と聞いてみると「昨日買いました」とのことで…

B'Day デラックス・エディション~来日記念盤 (完全生産限定盤)
アーティスト:ビヨンセ , 他
ソニーミュージックエンタテインメント (2007/04/04)
ISBN/ASIN:B000MZHT5C

ということでさらにその数日後に貸してもらったのですが、なんと未開封でした。買っただけで満足、というか面倒くさくなってしまったらしく、何だか私のために買ってもらったような状況になってしまい、ちょっと気が引ける思いでできるだけ丁寧に開封させてもらいました。

さて、曲の方を聴いてみると…確かに結構微妙です。10週連続全米1位を獲得したというIrreplaceableはもちろん素晴らしい曲ですし、Deja Vuもいいのですが、これらの曲はNowに入っていたので既に持っています。それ以外の曲はというと、映画ドリームガールズで歌われていたListenが入っているのは嬉しいところだったのですが、あまりHip Hop系は聴かない私にとってはちょっと厳しい曲が多く、やはり以前のMの判断は正しかったようで…私が惑わせるようなことを言ってしまったのかもしれないと若干反省してしまいます。とはいえ、Beyoncéはまさに現代の「歌姫」と呼ぶのにふさわしい実力派ですし、何度か聴いているうちに私の耳も馴染んできて良さがわかってくるかもしれません。

一方、同封のDVDの方はかなり見応えがありそうです。まだちょっと観ただけなのですが、10曲分のPVということはそれだけで売られていても全く不思議でない、実に豪華なものではないでしょうか。最近は「初回限定盤」などでDVDが同封されているアルバムがよく見られるようになりましたが、大抵の場合は1,2曲分のPVが入っているだけの本当にオマケでしかないようなものが多いと思います。このB’Day来日記念盤はそれらとは一線を画す豪華版で、既にあまり出回らなくなってきているのも頷けます。

ただ、こういうPVというのはどういう時に見るものなのかがちょっと難しくはありませんか?テレビの前に腰を据えて映画を観るようにじっくり見るようなものでもないような気がしますし、また特にBeyoncéのPVはちょっとエッチなので家族がいるときに観るのも、一人で観ているところを見られるのも何だか変な気がして、結局なかなか観る機会がなくて困っています。まあ、そんな難しく考える必要はないのだと思いますが、それにしてもBeyoncéのスタイルはエッチですよね…