やっぱり可愛いだけではありません。
Avril LavigneのデビューアルバムLet Goと2ndアルバムのUnder My Skinを聴いて「すっかり好きになってしまった」「明日Tower Recordsに寄ったら新作も買ってしまいそう勢い」などと言っていたのはもう一月ほど前のことで、それを覚えているなんていう人もほとんどいないのではないかと思いますが、実はその翌日にはしっかりTower Recordsに行って新作The Best Damn Thingを買ってきてしまっていました。これまでそれに触れずに今になって書くのは別に満を持してというわけではなく、何度か聴いているうちに「やっぱりいいなあ」と改めて思ったので、というような感じです。
日本でもかなり売れているようで、Tower Recordsでもしばらくチャートのトップの位置を占めていたようなので今さらという気がしないでもありませんが、曲の方はこれまでの3枚のアルバムの中で最も若さに溢れた元気な曲になっているような気がします。特に1曲目のGirlfriendは元気いっぱいの女の子らしい曲になっているのではないでしょうか。また、過去の2枚はパンクロックをベースにヘビメタぽかったりフォークっぽかったりしていましたが、今回のアルバムでは正統派パンクというべきか、パンクらしい曲が多いような気もします。
このアルバムも私にとっては当たりが多く、買って良かったと思っているのですが、この勢いが苦手な人もいるようですね。私も数年前までは聴かなかったような気もするので、人の好みも色々変わるものです。今はちょっと好きになれないという人もいずれ聴くようになるかもしれません。Wikipediaには
既にして、シェリル・クロウ、アラニス・モリセット以来の大型女性ロック歌手と位置付けられている。
などということも書かれていますが、22歳という若さでそこまで言われているというのも凄いことではないでしょうか。
ちなみにアルバムタイトルにもなっているThe Best Damn Thingの”damn”というのはそれ自体意味のない強調のための俗語的表現で、「チョー最高」くらいのイメージだと思います。ほぼ同じような使い方をするのが”fuckin'”だったりしますが、こちらはさらに下品な表現になりますね。Avrilの口からそんな言葉は聞きたくない、なんて思ってしまったりもしますが、彼女らの年頃の子は普通に使うのでしょう。こういう口語表現は学校で教わる英語の授業ではもちろんのこと、英会話スクールなどでもなかなか教わることがないでしょうから、喋っているのをいきなり聞いてもさっぱりわからないかもしれません。まあ、日本語で子ども同士が喋っているのだって外国人には難しいでしょうし、私でもわからない言葉もざらにありそうですが。