ヨコワケハンサム3時間のスタンディングは足腰に来ますが…

ドラマ主題歌やCM出演などもあって今やすっかり有名になってしまったクレイジーケンバンドですが、大衆受けするタイプではないのでブームになってしまうほどの大ヒットということはあまり考えられず、ちゃんとしっかり地に足の着いた活動を継続しているようでファンとしては嬉しい限りです。今年も8月8日にはニューアルバムの発売も控えていますが、活動10周年を迎えた今年に9枚目のフルアルバムというディスコグラフィーにはそのクオリティを維持しての多作ぶりに驚かされるばかりです。

この週末はそのクレイジーケンバンドの「ライブハウスツアー SOUL電波2K7」というライブが大阪なんばHatchというところで行われ、そのチケットを後輩Mが見事に入手してくれたので、先輩Tさんと、最近他社へ移ってしまったばかりのA君という以前Soul Punchツアーの時と同じ4人で行って楽しんできました。滅多に行かないミナミに行くということで必要以上に早く到着してウロウロしていたため始まる頃には既に膝に来ていたのですが、「オールスタンディング」ということで入場してからもずっと立ちっぱなしなのは正直辛いものがありました。

しかしショーの方はそれを忘れるくらい素晴らしいもので、剣さんも「これまでで最高のライブ」などとリップサービスを飛ばすようなノリノリのものでした。剣さんの声もかつてないくらいよく出ていましたが、今回は特に洞口信也のパフォーマンスが目立っていました。まあそれがいいのかどうかは置いておきますが、残念なのは菅原愛子嬢のコーラスが今一つ…紅一点でステージ上の華なのは間違いないのですが、歌の方の実力は仕方ないのでしょうか。

今回はツアータイトルにもなっている「SOUL電波」というアルバムの発売を2ヶ月後に控えてのライブということで、ステージで解説しながらできたての曲を3曲かけて、途中から生演奏に切り替えていくという楽しい演出もありました。これらの新しい曲でニューアルバムへの期待もますます高まりましたが、こんなこともライブに来なければ味わえないわけで、皆大いに盛り上がっているのがわかりました。

それにしても今回もまた3時間に及ぶ長時間のライブとなりましたが、これも剣さんらのサービス精神の表れなのでしょうか。ライブのチケットもどんどん高くなって今や1万円を超えるものも珍しくないのではないかと思いますが、7000円ほどでこれだけ楽しむことができれば安いもの、かなりお得と言えるでしょう。何しろ3時間といえば30曲前後は演奏していることになりますから、どんな曲をやったのか全部を覚えていられないほどです。今回はアルバムツアーではなかったので、新旧織り交ぜて様々な曲を聴けたのも良かったと思います。

ということで、ショーの間は楽しむことに夢中でしたが、終わってみると足腰の辛いこと…。食事を摂っている間に休んでだいぶ楽にはなりましたが、家に帰って布団に入ってからも膝のだるさで寝付けない…と思っているうちに実は疲れでぐっすり眠ってしまいました。スキーとサーフィンで鍛えられているMは大したことがなかったようですから、やはり日頃の運動不足がたたっていますね。まあ変なまとめですが、以上。