世界は広すぎて知らないことだらけ。
今年も物欲が止まらない、というか急に止まるわけもない私の2008年最初の買い物は「サウダージ♯」というCDでした。
SIGNAL RECORDS (2007/12/12)
売り上げランキング: 15372
実はこのCDは年末にTower Recordsに行った際に視聴して気に入り、一度は手にしてレジに向かおうとしたものだったのですが、ちょっと思いとどまってそのまま帰ってきてしまったのでした。しかし、やはり一度いいと思ったものは忘れることができず、昨日CDショップの前を通りがかった時に結局購入してしまいました。
このアルバムはJazzy Hip-Hopというジャンルの曲を集めたコンピレーション・アルバムなのですが、Jazzy Hip-Hopというジャンルがあること自体を私は認識していなかったので、視聴した時にはかなり新鮮な感じでした。そういうジャンルがあるのだと知らなければ「ジャズっぽいけどタイトなリズム感があってメロディーはメロウでクリア」となんだかよくわからない説明をしてしまうところでした。
収録されている楽曲を提供しているのは国内外のアーティストですが、基本的にHip-Hopの中の1ジャンルということなのであまりHip-Hopを聴かない私は知らない人ばかりでした。しかし逆に、そういう人にとってはこういうコンピレーション・アルバムはぴったりで、これを足がかかりに色々他のアルバムを聴いていくといいのかもしれません。
オシャレな部屋で照明を落とし気味にして、BGMとして流しておくのにいいような曲なので、私の家や車の中で聴く機会はなかなかないかもしれませんが、何か作業をしながら聴くには邪魔をしないので良さそうです。これからしばらくはこれを聴きながらこのブログの記事を書き上げるということも増えるでしょうか…
ちなみにsaudadeというのはポルトガル語のなかなか面白い言葉のようですね。日本語に訳すのは難しそうですが、Wikipediaの説明でも言わんとすることはわかるような気がしますので、その感覚自体はどの国の人にも共感できるものなのでしょう。私が真っ先に思い出したのはJ-WaveのSaudé! Saudade…という番組のコールでしたが…