Aly & AJ18歳と16歳ですよ…

中学生の頃に初めて買ったアルバムが”Seven and the Ragged Tiger“で、それ以来Duran Duranが好きな私です。Duran Duranといえば80年代にはアイドル的人気だったわけですが、90年代に入ってからも結構いい曲があったりしたのですが、すっかり中年バンドになってしまった彼らの前作”Astronaut“以来3年ぶりのニューアルバム”Red Carpet Massacre“が発売されたということで期待して聴いてみました。

Red Carpet Massacre
アーティスト:Duran Duran
Epic (2007/11/13)
ISBN/ASIN:B000VI70WM

…とここまで読んで「タイトルが違うのでは?」と思われた方もいるかもしれませんが、実はこのアルバムはどうもダメだったのです。”Astronaut”では懐かしいDuran Duranの音ながらも新しさが感じられて、「ベテランの復活か?」と思わせるエネルギーを感じることができたのですが、このアルバムではドラムばかりが目立つどうも古くさい音に聞こえてしまい、前作からのギャップも激しくガックリ来てしまいました。やっぱりもうダメなのかもしれません。

ということでこんなオッサンたちは忘れて…というわけではありませんが、最近の私のヘビーローテーションはAly & AJの”Insomniatic“というアルバムです。

Insomniatic
アーティスト:Aly & AJ
Hollywood (2007/07/10)
ISBN/ASIN:B000Q9OD5S

AlisonとAmandaのMichalka姉妹のデュオなのですが、何と二人はまだ18歳と16歳という若さです。しかし母親がシンガーソングライター(って古い言葉ではないのでしょうか?)で、それぞれ6歳の頃からピアノを習い始めてその後ギターも…と英才教育を受けてきて自然に曲を書き歌うようになったそうです。歌手デビューの前にはDisney Channelのドラマに出演していたそうですが、決してアイドル的な歌ではありません。

このアルバムの中でも1曲目のPotential Breakup Song(邦題「こわれそうな愛の歌」)は特にノリの良い曲ですが、今週公開の邦画「エクスクロス~魔境伝説~」の主題歌になっているそうで、この映画にも出演している鈴木亜美がカバー曲を発売したそうですが、私は聴いたことがないのでこちらについては何とも言えません。

その他の曲については90年代っぽい曲を現代のアレンジで聴かせるような感じがありますが、様々な曲調を上手く歌い上げて聴かせるなかなかの実力派ではないでしょうか。とてもティーンエイジャーの歌とは思えません。またどの曲もそれぞれ魅力があって、捨てる曲はないのではないでしょうか。いや、正統派でほんとに良いですよ。

ちなみにどうでもいいことかもしれませんが、今公式ウェブサイトを見てみたら、明日「笑っていいとも」に出演するようですね…私がこの番組を最後に見たのはもう何年も前なので今はどういう感じになっているのか知りませんが、変にいじられてしまうのではないかと心配してしまいます。まあいずれにせよ今が旬ということなのでしょうか。