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The Hunger Games: Catching Fire

Jennifer Lawrence as Katniss Everdeenなかなか感情移入できないのはナゼ?

唐突ですが、あなたは映画を観るときに何を参考に作品を選びますか? 最近は映画専門誌というのも流行らないでしょうからウェブの情報、掲示板やSNSのコメント、身近な友人の意見、あるいは他人の意見はあてにせず予告編などを見た印象、などなど人によって様々でしょう。私は今Entertainment Weeklyという芸能雑誌も定期購読していますが、それは写真を見てイメージを掴むくらいのもので、作品の善し悪しの参考にしているのはもっぱらウェブの情報です。日本では前田有一氏の「超映画批評」の評価が私の感覚に近く参考にしていたのですが、アメリカとは多くの作品で公開時期が異なるので今はなかなかタイミングが合いません。そこで最近参考にしているのはRotten TomatoesのTomatometerです。これは複数の批評家の評価が好意的なものの割合をパーセンテージで表示しているもので、作品によっては100人以上の評価が反映されているため批評家個人の好みが影響しづらい比較的客観的な評価と言っていいのではないかと思っています。Rotten TomatoesにはこのTomatometerの他に一般観客の評価が3.5/5以上の割合を表すAudienceという指標もあるのですが、これら2つの評価は必ずしも同じようにはなりません。

今回観た「ハンガー・ゲーム2」はそのタイトル通り人気のあった「ハンガー・ゲーム」の続編であり、人気小説「ハンガー・ゲーム2 燃え広がる炎」の映画化なので観客の評価が高くなるのはわかっていました。しかし、公開が近づいてきたところでTomatometerを見てみるとなんと90%にも達しており、これは期待できるのではないかと観てみることにしたわけです。実は私自身は前作を観てあまり好意的な評価をしていないのですが、今回は監督も交代したということですし、ちょっと賭けに出てみたようなものです。

今回も74回ハンガー・ゲームの栄えある優勝者となったKatniss Everdeenが主人公ですが、前回大会で主催者である国を完全に敵に回してしまったせいで…とこれ以上書くとネタバレになってしまうのであらすじはほとんど何も書けません。この作品に限ったことではありませんが、きっと何も知らないで観た方がが楽しめると思うので黙っておくことにします。

監督は「コンスタンティン」や「アイ・アム・レジェンド」のFrancis Lawrenceに代わっているのですが、これらどちらの映画もあまり成功したとは言えないながら私は嫌いではなかったので、前作からどう変わるのかも楽しみにしていました。しかし、良く言えばシリーズ作品として違和感のない演出で、この監督らしさというのはちょっとわかりませんでした。まあ「ハリー・ポッター」シリーズや「トワイライト・サーガ」のように途中で大きく雰囲気が変わってしまうのもあまりいいものではないと思うので、これは自然な連続性を意識したためなのかもしれません。
The Hunger Games: Catching Fire
今回も当然のように生き残りをかけた殺し合いとなるわけですが、レーティングがPG-13なので直接的な暴力の描写はなく、残虐シーンに弱い私も安心して観ていることが出来ました。だからこそ物足りないという人もいるでしょうが、あくまでティーンエイジャーを対象とした作品なので仕方ありません。私が観た時も会場は中高生と思しき女子が目立ちましたが、おばさんたちの姿も多かったように思います。

ちょっと驚いたのは上映が終わって廊下に出てみると100人以上の行列ができていたことで、これは私がアメリカに来てから初めてのことでした。公開2日目の金曜夜なので混み合うことはわかりますが、ここまでとは思いませんでした。私が入ったのは既に予告が始まった頃で皆着席した後だったので知らなかったのです。しかし金曜とはいえ、9時頃からの回でそこまで混雑するということはあまり日本ではないことではないでしょうか。

私の感想としては前作よりは良かったかな、というところです。相変わらずこの「ゲーム」の必然性は理解できませんが、今回は改めて説明する必要がないということが良かったのかもしれません。ちなみに私の目を引いたのは第12地区で背後に写るバケットホイールエクスカベーターの姿ですが、そんなところに注目している人はあまりいないでしょうね。だからといって決してつまらなかったというわけではないのですが…

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