大した話ではないのに最後まで観てしまいました。
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映画「マンマ・ミーア!」を観てからしばらくの間ABBAの音楽をよく聞いていた頃から、いつの間にか10年の歳月が流れてしまい驚くばかりですが、その10年ぶりの続編「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」が公開されたのは昨年夏のことでした。最初はこの作品も劇場に見に行くつもりだったのですが、他の作品との優先順位かタイミングを逃してしまいました。本ブログをさかのぼってみるとどうやら「カメラを止めるな!」が地元にやってきたり、「アントマン&ワスプ」が公開されたりといった時期だったようです。結局そのまま忘れてしまっていたのですが、このゴールデンウィークにAmazon Prime Videoを見てみると本作がプライム会員特典の対象になっていたため、連休後半に自宅でのんびりしているときに観てみることにしました。

マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー (字幕版)
(2018-10-24)
売り上げランキング: 5,815

本作では前作に引き続きAmanda Seyfried演じるSophieが主人公ですが、25歳の役に対してAmanda自身は撮影当時すでに30歳を過ぎており、若干年齢が隠せないようなところがありました。また、Sophieの1年前に亡くなった設定の母親であるDonnaはMeryl Streep、さらにその母親RubyはCherがそれぞれ演じていますが、この2人の女優の実年齢差はわずか3歳しかなく、さすがに無理があって私も一瞬混乱してしまいました。

また、現代の話と並行してDonnaが大学を卒業してから島にやってくるまでの20数年前の話も描かれます。ここで若き日のDonnaを演じているのはLily Jamesですが、快活な役柄もあって非常に魅力的な女性に見えます。ただし、短期間に3人の男性と立て続けに恋に落ち、結局誰が娘の父親かわからないというのはいただけませんね。まあそれは設定上の必然なのですが。

なお、今作でもSophieの3人の父親候補としてPierce BrosnanColin FirthStellan Skarsgårdが引き続き登場しますが、前作で私が苦言を呈してしまったPierceが歌うシーンは今回は目立たず、ちょっと声が弱かった程度で大きな問題は感じられませんでした。今回は彼らの若い頃を別の若い俳優陣が演じていることもあり、登場シーンとしてもあまり多くはないからかもしれません。

ところで、本作の副題「ヒア・ウィー・ゴー」とはどういう意味で言っているのかよく分からなかったのですが、原題では”Here We Go Again”となっており、ここでagainを省略してしまうとちょっと意味が変わってしまって伝わらないのでした。どうしてこう中途半端なことをするのかと、また邦題に文句をつけてしまいたくなりますが、これはこれでなにか考えがあってやっていることなのでしょうね。私もそう思わないと納得できません。