新型コロナウイルスが流行し始めた頃、私の勤務先では蔓延対策の一つとして毎朝体温を計測して記録することが求められていました。それまで自分の体温というのは具合が悪いときに計るくらいだったので、平熱が何度なのかもよくわかっていなかったのですが、習慣化することでそれがわかるようになりました。

しかし毎日使っているうちに体温計の電池が切れてしまい、結婚当初に購入して既にもう20年以上使っているものだったので、電池を交換するよりも新しいものに買い替えたほうがいいだろうとオムロンけんおんくん MC-681というものに買い替えました。

この製品はAmazonのベストセラーでもあるようですが、温度表示がとても大きく見やすくなっており、また20秒の予測式となっています。表示が大きいのは単純に便利ですし、たった20秒で体温がわかるというのも非常に楽です。これまでのものも1分の予測式だったと思いますが、この差は結構大きく、20秒というのは感覚的にあっという間でストレスがありません。風邪などでしんどいときにはなおさらではないでしょうか。

実はこの体温計に切り替えてから、これまで使っていたものより1度くらい高く出るようになりました。Impress Watchの「古い体温計は正確に測れない? オムロンに聞いてみた」という記事によると、体温計の耐用年数は5年とされていて、それを超えると徐々に精度が低下してくるということなので、さすがに20年も経っていると1度ほどの誤差になってしまっていたということなのでしょう。

実はコロナ禍に入って体温を計り始めて、「自分の平熱はこんなに低かったのか」とちょっと驚いてしまい、また体温が低いと免疫力も下がるので気にしていたのですが、どうやらそれは杞憂だったようです。ただし、新型コロナウイルスの発症を知るためには相対的な変化が重要だったので、以前のものでもこと蔓延対策については特に問題があったというわけではないと思っています。

新型コロナウイルスに対して特別な対策が必要とされなくなった今でも私は毎日朝晩2回検温しているのですが、これは血圧測定と一緒に習慣化しているので、特に負担があるわけではありません。しかし、血圧はスマートフォンにBluetoothで接続できる血圧計を使ってアプリのスワイプ1発で記録できるのですが、体温計も自動的にスマートフォンに転送してくれたらいいのにな、と思いながらiPhoneのヘルスケアアプリで手入力しています。スマートバンドなどで検温して記録してくれるようになったらいいのですが、安定して計測するのは難しいのでしょうね。