おそらく今日一番のニュースとして日本中で話題になっていると思いますが、漫画家の鳥山明氏が一週間前の3月1日に亡くなっていたことが公表されました。

鳥山明氏の作品といえばやはり「Dr. スランプ」と「ドラゴンボール」がすぐに思い浮かびます。私は「Dr.スランプ」世代で週刊少年ジャンプの連載中やTVアニメの放映中はちょうど小学生でしたが、実はそのどちらも当時ほとんど見たことがありませんでした。というのも、両親が「品がないから」ということで禁止していたためなのですが、その原因はおそらく💩でしょう。しかしこの絵文字に顔がついているというのも鳥山氏の功績というか、影響を受けていることは間違いないでしょう。

また、「ドラゴンボール」の方もまた別の理由でリアルタイムには見ていなかったのですが、鳥山氏の活動としては「ドラゴンクエスト」のキャラクターデザインがあります。リアルに描くとかなりおどろおどろしいものになってしまうはずの魔物の姿を鳥山氏独特のタッチでコミカルに描いており、まったく緊張感のないものになっているのは、一斉を風靡したこのシリーズの原動力の一つになっていたはずです。

そう、鳥山氏の作品は見てすぐに分かるユニークで魅力的なデザインなのです。今、鳥山氏に似た絵を書ける人はたくさんいるのでしょうが、それは鳥山氏に似せただけのことであって、あくまでオリジナルは鳥山氏、それ以前にはなかったものなのです。とてもファンとは言えない私が言うのもなんですが、大きな唯一無二の才能が失われてしまったことは非常に残念です。

実は私はドラクエも自分ではまったくプレイしておらず、発売からかなり経ってから子供たちがやるのを横から見ていただけなのですが、ここ4年半はドラクエウォークを毎日プレイして目にしているので赦してください。