日本のロックバンドMrs. GREEN APPLEの「コロンブス」という楽曲が昨日6月12日にリリースされましたが、そのミュージックビデオの表現が問題となり、翌日の今日になって「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていた」として公開が停止されてしまいました。

私も公開停止前に見てみたのですが、もうパッと見で問題がありそうでした。なぜこれでいいと思ったのか不思議なくらいでしたが、もう少し早く、問題になる前に誰かが止めることはできなかったのでしょうか。コロンブスが島に渡って、猿にいろいろ教える、というのはいかに楽しげであろうが問題ないはずがありません。

この問題については中心メンバーの大森元貴氏が説明と謝罪をしていますが、

決して差別的な内容にしたい、悲惨な歴史を肯定するものにしたいという意図はありませんでした

とのことです。しかしそれは当たり前のことで、そう誤解されないように細心の注意を払わなければいけないのが今の時代です。

類人猿が登場することに関しては、差別的な表現に見えてしまう恐れがあるという懸念を当初から感じておりました

ということなら、それがわかっていたのなら無理して採用するようなアイデアではなかったのではないでしょうか。アーティストが乗り気になっていると難しいのかもしれませんが、周囲の人が止めることができなかったのもとても残念です。

私はこのバンドのファンでもなく曲もよく知らないのであまりコメントするべきではないかもしれませんが、これはちょっとびっくりするほど低レベルで、ポリコレとかいう以前の問題だったので触れずにはいられませんでした。