今年に入ってからCassiniの土星到達やHubble Space Telescope破棄決定、つい先日のH-IIAロケットの打ち上げ成功など、宇宙関連の話題が続き、個人的にはにわか宇宙・天文ファンになりつつある今日この頃です。そうなるとパソコンの壁紙やスクリーンセーバなども宇宙の写真などにしてみたくなるもので、スクリーンセーバの方はNASAのサイトから取ってきた写真を順に表示するようにしてみたりしましたが、壁紙にはどうもしっくりくるものがなくて探しまわっているところでした。

そんなところで知ったのがMac OS X用のOSXplanetというソフトウェアです。これは、太陽系の惑星をある位置から見たときの様子をリアルタイムにデスクトップに表示してくれるものです。特に地球の場合はメルカトル図法やモルワイデ図法など、学校で習ったような各種図法で展開して表示してくれる機能もあり、また実際の雲の様子を重ねて表示したり、地震、火山の噴火、嵐、人工衛星などの位置をその地図上で示してくれるという機能もあります。この地図を見れば「今ヨーロッパは明け方か」というようなことも一目瞭然ですし、雲の様子から天候の変化を察知することもできるかもしれません。

私は”Rectangle”という形式で表示しています。これは私が教わったメルカトル図法そのものだと思うのですが、”Mercator”という形式は別にあり、これは設定した地点が経緯とも地図の中心になるように表示されるので、少々趣きが異なります。これに雲のみ重ねて表示していますが、AirH”あらためAirEdgeの32kbpsでは雲の情報を取得するためだけに回線が数分間占有されてしまうのが難点です。もう一つ難点があるとすれば、デスクトップの画像にしばしば見入ってしまうということですが…

ということで、かなり気に入ったのでしばらく使い続けることにします。Windows用にも同様のソフトウェアがあるといいのですが…しかもフリーで。

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