先週久しぶりに映画館へ行って「F1」を観てきたところですが、続けて今週は映画「スーパーマン」を観てきました。
これまでに何度も映画化されてきているスーパーマンですが、私にとって印象深いのはChristopher Reeveの1978年版で、この作品の公開当時私はまだ7歳だったことになりますが、映画館へ観に行った記憶があります。もちろんもう45年以上も前で、さらに子供の時のことなので映画そのものや映画館の様子などは実は全く覚えていませんが、Reeveが演じるClark Kentの姿が記憶にあるのはその後何度もテレビで見たからでしょうか。
私はマーベルの作品群よりもDCの方が何となく性に合っていて好きなのですが、それはスーパーヒーローなのに人間臭く描かれている傾向が強いからでしょうか。この作品でもスーパーマンは肉体的にはスーパーパワーを持つ、まさしく超人であるわけですが、精神的には一人の人間に過ぎず、様々な悩みを抱えているというところが描かれていて、それが主題に近いところにあるのではないかと感じました。
スーパーマンことClark Kentを演じているのはDavid Corenswetという俳優で、まだあまり売れてはいないようですが、この作品が大出世作となるのでしょうか。ただ、役柄が特徴的すぎるので、本人の印象が薄くなってしまうのではないかというのが気がかりです。
対する敵役は宿敵Lex Luthorですが、本作ではNicholas Houltが素晴らしい演技を見せています。1978年版のGene Hackmanに勝るとも劣らない存在感があり、非常に憎たらしく感じさせてくれるのは、彼の力によるものでしょう。
また、本作ではGreen Lanternらと共にMister Terrificという馴染みのないキャラクターが登場して、かなり重要な役回りとなっています。初登場が1997年と比較的新しいキャラクターのようなので、日本では知られていないのも無理もない気がしますが、アメリカでも知らない人の方が多いのではないでしょうか。これからDCUで活躍させていくための足掛かりなのかもしれません。
ということで本作は劇場で観るべきか迷っていて、評判が高かったので観ることにしたのですが、単純に娯楽作品としても楽しむことができました。評論では現在のアメリカの移民の問題や世界の政治事情に対する風刺としての側面が強調されていましたが、そんなことを考えなくても良くできた作品であるのは間違いないと思います。また、コメディ要素も各所に取り込まれていて、クスッと笑える場面が多々ありました。スーパードッグのKryptoも登場シーンから三枚目キャラクターであることを予感させ、実際その通りで良かったです。
それにしても、映画「スーパーマン」といえばあのJohn Williamsの「スーパーマンのテーマ」ですが、あれは本当に素晴らしい作品で、John Williamsはやっぱりすごいと感じずにはいられません。しかし権利の関係などあるのでしょうが、この作品ではほとんど聴くことができないのは残念でした。

