仮面ライダーカブト

結局最後まで微妙なままだった仮面ライダー響鬼の放送も先週で終わり、今週は仮面ライダーカブトの第1回の放送が行われました。

名前からわかる通り、カブトムシをモチーフにしたデザインのライダーで、変身ベルトに装着する「カブトゼクター」なるデバイスもカブトムシの形をしていて、空から飛んでくる姿はカブトムシそのものです。昨年はムシキングが大ヒットしたので、そのブームに便乗したというのはいくら否定されたとしても疑わざるを得ません。まあ、そのムシキングももう下火ではありますが、カブトムシというのは昔から子供にとっては興味の尽きないものですから、それは全く問題にはならないでしょう。また、もともとバッタをモチーフにしていたと言われる仮面ライダーなので、昆虫との相性はピッタリです。ただ、カブトムシのデザインには必然性はないのかもしれません。

第1回ということでストーリーはまだあまり見えてきませんが、雰囲気としては555に似ているのではないかという印象です。私が今まで見た中では555が一番のヒットなので、今回はちょっと期待してしまいます。響鬼はちょっと狙いすぎて外してしまったような感じだったので、思いっきりオーソドックスな方向に戻したというところなのでしょうが、子供が見る番組なのであまり複雑なのはやはり避けた方が良いのではないかと思います。

主役級のキャストのほとんどが演技経験の浅い人ばかりなので、演技はぎこちなくセリフも聞き取りづらいのは毎年のことです。これは回を重ねるごとに上手くなってくるので、この時期にそれで番組を評価することはできません。しばらくすると劇場版の撮影にも入ることになりますが、その頃にはそれなりに皆進歩していることでしょう。本人らも一年間の放送が終わった後で初回のビデオを見たりすると恥ずかしいでしょうね。今回は全くの新人というわけではないようですが。

主人公でライダーに変身する天道総司は妹と2人暮らしということなのですが、この妹の樹花がちょっと大げさなほど元気があっていい感じです。しかしウェブを見て驚いたことに13歳の中学生という設定で、演じる奥村夏未ちゃんも1992年生まれの13歳だそうで…近頃の中学生はこんな感じなのかとまさにオヤジの感慨です。このコは555の芳賀優里亜や響鬼の森絵梨佳らと同じキリンプロ所属で結構芸歴もあるようで、どうりでちょっと上手く見えたわけです。

(ちなみにこのキリンプロのタレントプロフィールをFirefoxで見ようとするとHTMLソースが表示されてしまいガッカリしてしまいました…IEでは問題ないようですので、私はIE Tabという非常に便利なExtensionを使いました。)

というわけで、今年は次男の方が夢中になる年頃になってきたこともあり、樹花目当てに毎週楽しみに見ることになりそうです。響鬼は半ば過ぎから子供も興味を失ってしまい、マジレンジャーが終わるとテレビを消してしまうような状態でしたが…