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本能寺ホテル

もっと日本史に興味を持っておくべきだとは思いました。

先日友人らと訪れた書寫山圓教寺は映画や大河ドラマの撮影に使われているということなのですが、実は今までそれらの作品は観たことがありませんでした。「ラストサムライ」ぐらいの大作は観ておくべきだろうと思いながらなかなかその機会がなかったのですが、先日「本能寺ホテル」がAmazon Prime Videoで無料で観ることができるようになっているのを見つけたので、まずはこれから観てみることにしました。

本能寺ホテル

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この作品は、現代の京都のホテルのエレベーターがなにかのきっかけで本能寺の変前日の本能寺に繋がってしまい、綾瀬はるか演じる主人公が森蘭丸や織田信長を救うべきか歴史を変えないようにすべきか選択を迫られながら奮闘する、というようなコメディ作品です。信長役は堤真一
が演じていますが、威厳があってなかなかそれらしい感じでした。

この作品の中で圓教寺が使われているのは家臣らが振々毬杖(ブリブリギッチョウ)という遊びに興じる場面と、少年時代の信長が庶民の子どもたちと振々毬杖を楽しむ場面との2つのシーンだったと思います。さすがについ最近目で見てきたところなので、すぐに気づきました。ちなみにどちらも同じく振々毬杖の場面だったというのは小道具の運搬の都合などでしょうか。

なお、本能寺の建物には同じく姫路市内にある亀山本徳寺というお寺が使われているそうです。私は実際に行ってみたことはありませんが、Google Mapsで写真を見てみると確かに映画に写っていたそのままの様子です。それほど有名なわけではないと思いますが、立派なお寺のようなので近いうちに見に行ってみたいと思います。

ところで映画そのものがどうだったのかというと、タイムトラベルを題材にしたコメディ要素の強いSF作品として、すごくというわけではないにしてもそこそこ面白い作品であったと思います。映画館で1800円払う価値があったかというと微妙ですが、まあ週末に自宅で気軽に楽しむには良いのではないでしょうか。

人魚の眠る家 (小説)

自分の身に起こることは想像もしたくありませんが。

元エンジニアということで理系的に筋の通った所があるような気がして東野圭吾氏の作品が好きなのですが、最近「マスカレード・ホテル」を読んで以来、その続編に続いて久しぶりにいろいろ続けて読んでいます。もっぱら図書館の書架にあるものを適当に選んでいるのですが、今回借りてみたのは「人魚の眠る家」という作品です。なお、この作品は昨年暮れに映画化されていたようですが、邦画にも感心を持つようになったのがつい最近のことなので気づいていませんでした。

人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)

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プールでの不幸な事故で、朝まで元気に笑っていた我が子が次に会ったときには見た目は変わりないのに自発呼吸のできない脳死状態、というのは子を持つ親としては他人事のように思えず、職場で昼休みに読みながら目頭を熱くしてしまいました。そのような状況で、まだ心臓の動いている子供に対して脳死判定、すなわち死亡宣告を行い、臓器提供に踏み切ることができるのか、私にも全く自信がありません。

本書はそれをテーマにして、周囲の人々との関わりによって変わっていく両親の考え方などを描いた小説です。つまり、東野圭吾による推理小説ではない作品なのです。これまでは東野圭吾といえば推理小説だと思っていたので、本作を読みながらも途中まではこの状況でさらにどんな事件が起こるのだろうと考えてしまいましたが、犯罪のようなものは一切起こりません。

ただ、夢のようなテクノロジーがいくつか登場してそれが鍵になっているですが、それはやはり今のところ夢でしかないでしょう。そんな事ができたら良いと思っている闘病中の方も多いでしょうから、それが実現したら素晴らしいことですが、その場合には新しい問題も生まれるかもしれないということになるのでしょうか。人それぞれ皆良かれと思ってやっていることが、他の人から見ると疑問に感じられるというのはよくあることで、そういうこともこの作品で改めて考えさせられることでした。

マスカレード・ホテル (小説)

映画も観てみたい。

昨年暮れ頃から映画の予告で頻繁に流れていて、その頃ちょうど瀬戸弘司のゲーム実況で通称「キムタクが如く」こと「JUDGE EYES:死神の遺言」を観ていたので好感度が上がってしまっていた木村拓哉と長澤まさみが主演していた映画「マスカレード・ホテル」はちょっと気になっていたのですが、基本的に邦画はあまり観ない私なのでこれもAmazon Prime Videoで無料になったときに観よう、くらいの気持ちでいました。まあこれほどの映画であれば無料にはならないような気もしますが。

そんな映画の原作は東野圭吾氏なので、まず間違いなく面白いと思っていたのですが、先日図書館に行った際にその原作本がおすすめコーナーにあるのを見つけ、借りてみたところやはり予想通りに面白く、結局読み始めて2日、のべ4時間足らずで読み切ってしまいました。東野氏はもともと技術者だった理系の人なので、推理小説でも論理の破綻が少なく、理屈として筋が通っているところがある気がして私は好きです。

マスカレード・ホテル (集英社文庫)

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本作は2008年末から連載されていたもので、単行本としては2011年に発刊されたものだということです。映画の予告編でも説明されていたとおり、とある高級ホテルでの殺人の犯行予告があったために警察が潜入して警戒することとなり、フロントスタッフとして潜り込んだ刑事、新田浩介と、できるフロントクラークの山岸尚美を中心に、誰が犯人で誰が被害者になるのかもわからないまま、犯行を未然に防ぐために四苦八苦するというような話です。その中で、ホテルという場所柄さまざまな人が訪れていろいろな事が起こりつつ、事件に関係があるのかないのかわからないというのが面白いところかと思います。

予告編を観ていたおかげで脳内ではキムタクと長澤まさみで映像が再生されてしまいましたが、それには全く違和感がありませんでした。きっと映画でも原作に忠実に映像化されているのではないかと思うので、このあと映画を観たときにも違和感はないような気がします。しかしこの主人公2人以外は誰がどの役を演じているのか知らなかったので、それらの人は脳内映像では顔がない感じでした。

なお、本作はすでに第2作として前日譚の短編集「マスカレード・イブ」と、第3作の続編「マスカレード・ナイト」が出版されており、「マスカレード・イブ」についてもすでに図書館で借りて読んでしまいました。新田と山岸の2人が出会う前にそれぞれが出会った事件・出来事とその解決までを描いたものになっており、「マスカレード・ホテル」からの流れで読むと楽しめるのではないかと思います。ただし、本作のエピローグは「〜ホテル」のネタバレにつながるものになっているので、読む順番は間違えないようにした方がいいでしょう。

マスカレード・イブ (集英社文庫)

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