DFI nF4X InfinityBIOS更新失敗でPCが起動不能になってしまったのはもう20日以上も前のことでしたが、通販で注文していた新しいマザーボードとグラフィックスカードが今日ようやく届き、復活にこぎ着けることができました。

先日も書いたとおり、当初は3000円のBIOS復旧サービスを利用して安く挙げようと思っていたのですが、フラッシュROMのセル異常で書き換え後にベリファイエラーになったことがそもそものきっかけなので、メーカーに送っても書き換えだけでは済まず、7000円のROM交換コースになってしまうのではないかと思われ、またBIOSが復旧したところでそもそも動作が一部怪しく、いつ寿命が訪れるかわからないものよりは10000円以内の新品を買った方がいいのではないか、と思い直したのです。また、私のPCの一番の弱点であった3Dグラフィックス性能を強化しようと思っても、もはやAGPのカードというものは廃れつつあり、高性能なものはPCI-Expressという新しいバスのものに置き換えられてしまっているので、新しいマザーボードへの買い換えはもともと時間の問題でした。

とはいえまだまだ実用に十分な性能のあるAthlon 64 3000+から買い換えるのはもったいないので、これまた廃れつつあるSocket 754というAMDでは2世代前のソケットを搭載したマザーボードの中から探さなくてはなりません。地元のショップで探してみてもSocket 754の製品は2つしか置いていなかったり、そもそも全く置いていなかったりという厳しい状態だったので、こういうときはとネット通販を利用しました。それでも結局選んだものはメーカー在庫品の取り寄せということになってしまい、注文からちょうど2週間後の今日、ようやく手にすることができたというところです。

購入したマザーボードはDFI NF4X INFINITY、それに合わせたグラフィックスカードはGIGABYTE GV-NX73G256D-RHというものです。私はゲームをするわけではないのでさほど高性能なものは必要なく、単にWindows VistaのAero Glassをストレスなく使いたい、というだけなので性能的には大したことがなくても安く、ファンレスの静かなものを選択しました。

ということで早速セットアップして使ってみていますが、今のところ良くなったというところは特にないものの、動くようになったというだけで十分嬉しいです。前より良くなったといえばグラッフィクスカードの性能がちょっと上がったというだけなので、これはVistaのRC1をインストールしてみてから判断することにしたいと思います。逆に悪くなった点というのが実は色々あって、ファンの回転数を自動的に制御できていたものが常に前回で動くのでうるさくなったというのと、オーディオ出力のS/PDIF端子がRCAのものだけで光出力がない、という2点が特に気になります。この状態はちょっと問題があるので、今後ファンコントローラやサウンドカードといった小物でアップグレードしていきたいと思っています。

それにしてもメインのPCが使えなかったこの20日ほど、色々不自由な思いをしました。カメラで撮った写真も満足に見ることができませんでしたし、ハードディスク内のiTunesライブラリにもアクセスできず聴きたい曲が聴けませんでしたし、また私はiBookでウェブなどのアクセスはできたものの妻はデスクトップ機を使うしかないのに使えないと不満をこぼされました。こういう感じででもPCが使えないことにより何らかのストレスを感じるということは、それなりに依存してしまっているということなのでしょうね。まあ私の場合はPCとは20年以上の付き合いになりますから、もうPCのない生活というのは想像できないのですが…

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