HOYA PENTAX最近新聞やニュースサイトを見ていて「○○と△△が合併」という見出しを見付けて「えぇーっ!」と思いつつ目を凝らしてよくよく見ると実は「合併」ではなく「合弁」で、全然意味が違うのに似たような時で紛らわしい、などとよく思うのですが、これは単に私の目が悪くなったせいだけではなく、大きな会社同市の合併が珍しくなくなってきたということもあるのではないでしょうか。しかし、今日は職場で何気なくGoogle Newsを見ていたところ、「HOYAとペンタックスが合併」という記事を見付けて私は思わず声を上げてしまいました。

何しろ私は20年ほど前からペンタックスのカメラを使っていて、最近も*ist Dsを愛用しており、そのユーザ本位の設計とサポート体制には非常に満足しているわけです。カメラの性能面ではニコンやキャノンにはとても太刀打ちできない部分が多々ありますが、落ち着いた絵作りや軽量コンパクトで取り回しやすいボディ、何十年も前の古いレンズも問題なく使えてしまうところなどは他のメーカーでは得難いところではないでしょうか。

一方HOYAの方は眼鏡用レンズのブランドとして一流であり、最大手のようです。また私が昔購入したレンズのフィルタはHOYAのブランドが入ったもので、ちょっとした親近感があります。この両社はカメラとレンズという事業の柱が光学分野という一つのくくりになっているだけでなく、医療機器の分野などでは共通する事業にもそれぞれ進出しているため、これらを統合することで効率化を進めて同時に開発力を高めることが期待されます。

昨年のコニカミノルタが写真事業から完全撤退の時には「しかしこうなると次はペンタックスか、と心配になってしまいますが…」などと言っていただけに一瞬どきりとするニュースでしたが、カメラ事業は継続し、ペンタックスのブランドは当面維持するということなのでまずは一安心です。「当面」というところが少々気がかりではありますが、一眼レフカメラを日本で最初に作った伝統ある老舗のブランドですから、そう易々と手放しはしないと思うのですが…まあ、実際はブランドはどうでも良くて、開発とサポートを続けてくれればそれでいいわけですが。

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