HotPepper.jp街中で店頭に置かれていたり、街頭で配られていたりするリクルート発行のクーポン紙「ホットペッパー」は外食の際のお店選びに欠かせないものになっているという人も多いのではないかと思いますが、「各版の対象エリアにあり、女性が3名以上いらっしゃる職場に、3部以上からお届けします!」というようなサービスも行われていたりしていまだになかなか勢いがあります。残念ながら宅配サービスは東京都内の一部のみが対象なので私の職場などは完全に範囲外なのですが、配布自体は全国の都市部で行われているので私も度々恩恵に与っています。

ホットペッパーのヒットの要因は何といってもそのお得なクーポンにあるわけですが、お店側にとっては損して得取れを地でいくような話でちょっとしたリスクも否めないかもしれません。それでもクーポンがあったので初めて行ってみたら思いの外いいお店だった、というようなことも少なからずあるものなので、宣伝効果は相応のものがあるのではないかと思います。

しかし、急に食事に行くことになったという時や、急いで宴会の予約をしなければならないというときに手許にホットペッパーがないと仕方がないと諦める…というのが紙媒体の残念なところだったのですが、今は便利なインターネットというものがあってホットペッパーもいつの間にかパソコンケータイ版というものが利用できるようになっています。恥ずかしながら私はAPI公開というニュースで初めて知ったのですが、このウェブページ自体は10月から公開されていたようです。

これまでもウェブ上のグルメ情報サイトというものはいくつもあったのですが、ペーパー版と同等のクーポンが利用できるというのが嬉しいところです。しかし素晴らしいのはそれだけではなく、ペーパー版が配布されている地域は当然カバーされているので、全国のある程度以上の規模の都市で詳細な情報を入手できます。それもクーポンが配布されている各店舗については実地取材に基づいた店内やメニューの情報が写真つきで掲載されているので、他のグルメサイトよりも雰囲気などをつかみやすくなっているのではないかと思います。ただ注意しなければならないのは、掲載されている照会文などはあくまで宣伝であるということで、ある程度割り引いて読み取る必要があるかもしれません。

また今回提供が開始されたAPIについては私には利用するスキルがないので具体的なことはよくわかりませんが、上手く利用すればホットペッパー.jpと連携した新しいサービスを提供できるのかもしれません。ホットペッパーの豊富な情報を活かすも殺すもアイデア次第ということになりますが、リクルートのこのような動きは興味深いものです。

APIといわれても難しくて…というような人にも「あなたのWEBサイトにホットペッパー.jpのバナーを貼って広告収入+セールス収入をGET!」というものがあって、お手軽にお小遣い稼ぎができるようです。まあ私はあんまりいくつもアフィリエイトのバナーを貼るのもがめついような気がしてしまうので、コンテンツに連動するのが面白いAmazonとGoogle AdSenseだけにしておきますが。

ということで、いろんな立場での利用方法が用意されているホットペッパー.jpですが、これらのサービスは結局実際にクーポンを利用して来店する客がいなければどうしようもないことですし、私はここではあくまで一般コンシューマに徹することにしたいと思います。

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