日本骨髄バンク今日は子供たちも待ちに待ったクリスマス・イヴなわけですが、その前日の昨日、骨髄バンク支援のチャリティ・コンサートに先日のe-ha?のライブで聴いて良かったJusqu’à Grand-père(ジュスカ・グランペール)がやって来るということだったので家族を連れて聴きに行ってきました。私自身はこのチャリティ・コンサートに行くのは初めてだったのですが毎年恒例の行事となっているようで、演目はジュスカの他は地元の私立女子校の中高生によるハンドベル・クワイヤーの演奏でしたが、このハンドベルは毎年参加して好評を博しているもののようでした。

ジュスカの演奏はやはり素晴らしいもので、前回の狭いライブハウスとは違い今回は市内では定評のあるコンサートホールだったので広いステージの中央でこぢんまりと演じているのに初めて聞いた観客らの心もがっちりと掴んだようで、終演後はCDの即売に多くの人が群がっているような状況でした。私はその後の予定があったので足早に会場を後にしてしまったのですが…妻や子供らまで気に入ってくれたようで連れて行った甲斐がありました。

ハンドベルの方も中高生の部活動の発表だからと甘く見ていましたが、20人ほどで50個近いベルを操る本格的で迫力のある演奏で、ハンドベルならではのとてもきれいで重厚な音色に心が澄み渡るようでした。一部の曲では見ていて危なっかしいようなところもありましたが、特にリーダーらしい生徒の巧みなベル捌きはなかなかのもので、とても一朝一夕で体得できるようなものではなくそれこそ日々の練習がものをいうものと言えるでしょう。

ところで今回のコンサートは骨髄バンク支援ということで、骨髄バンク自体の認知を広めること、ドナー登録の促進、登録者への感謝を目的としたものだったのですが、恥ずかしながら私自身も骨髄バンクについては十分に理解しているとは言えなかったので、今回は配布されたパンフレットを読んで理解を深める良い機会になりました。骨髄移植そのものについては健康な人の骨髄液を白血病患者に移植することで治療を行うことができるということですが、折しもつい先日白血病の治療中だったカンニングの中島氏が残念ながら亡くなったばかりということで、その厳しさは痛切に感じられるところです。

骨髄移植はドナーとレシピエントのHLA型が一致しないと拒絶反応が起こるため移植できないということで、なるべく多くの人がドナーとして登録する必要があり、その中からHLA型の一致する人を見つけ出さなければいけないという難しさがあります。

移植手術自体はドナーの腰骨から骨髄液を採取して、それをレシピエントの血液に点滴で注入するというもので、それ自体の危険性はあまりないということなのですが、髄液の採取の際に全身麻酔が必要でそのリスクがあるということです。家族を守る立場になってしまうと提供には本人の医師だけではなく家族の同意も必要になってしまうところが難しいのですが、私も妻としっかり話をしてできるだけドナー登録したいと思うようになりました。妻は一度輸血を受けてしまっているので登録することができないようですが…

ちなみに会場では途中で募金が行われました。私はジュスカの演奏内容からすれば家族4人で数千円は出しても全く惜しくないところだったのですが、残念ながら財布に千円札が1枚しかなかったので今回はそれで我慢しました。また次の機会にはと思ったのですが、周りの人を見てみると皆コイン数枚なのですよね…ハンドベルの関係者が多かったようなのですが、募金というと普通はそんなものなのでしょうか。

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