ラスタイメージの編集ソフトとして定番と言えるのはAdobe Photoshopですが、そのPhotoshopに勝るとも劣らない高機能でありながらフリーで公開されているオープンソースソフトウェアがGIMP(GNU Image Manipulation Program)です。Photoshopは108000円という高価なものなので、一般の個人がなかなか購入できるものではありませんが、それとほぼ同じことがフリーのGIMPでできてしまいます。

私はバージョン1.0以前から利用してきましたが、今日そのバージョン2.2が公開されました。今回は2.0からのマイナーバージョンアップですが、機能的にも向上が図られています。またGnome環境や他のアプリケーションとの連携も良くなっているということで、Unixユーザには使い勝手の向上も見られるでしょう。

残念ながら私は今FreeBSDが満足に使用できる状況にないのでとりあえずWindows版をインストールしましたが、Script-Fuが異常終了してしまう状況となっていて評価できるような状態ではありません。基本的な編集機能は一通り使用できるようですが、ちょっと使ってみた感じでは違いが見られません。おいおいFreeBSDの環境を整備するか、Windows版が何とか正常に起動できるようにします。

GIMPは大げさな作業だけでなく、ちょっとしたフォトレタッチや壁紙制作にも重宝するので、ぜひ多くの人に使ってみていただきたいと思います。そして何より、こんな素晴らしいソフトウェアをフリーで公開されている作者の方々に深く感謝します。

ということだったのですが、Slashdot.jpのコメントによるとWindows2000では日本語ローカライズがうまくいっていないということで、インストール時に”Translations”チェックをはずしたら問題なく起動することができました。メニュー等が全て英語になってしまいますが、もともと不完全な日本語化だったのでこの方が統一されていていいかもしれません。

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