私が普段、自宅のサブPCとして今でも使っているMacBook Pro 13″は2010年のモデルなので、製造後すでに14年の年月が経過していることになります。それでも未だになんとか使えてしまっているのはOSをUbuntuに変えていることと、RAMを8GBに増設したことと、そして一番はストレージをSSDに変更したことが効いているのでしょう。

しかし寄る年波には勝てず…ではありませんが、バッテリーの劣化はいかんともしがたいものがあります。むしろ14年もそのままで動いていたことのほうがすごいことのような気もしますが、バッテリーが劣化して徐々に膨らんできていたようで、1年ほど前からトラックパッドを下から押し上げるようになってしまい、クリックするのが難しくなってきていました。この世代のMacBookのトラックパッドはまだクリック時に物理的に押し込む必要があったので、押せなくなってしまっていたのです。

このままでは非常に使いにくいですし、破裂したりするのも怖いのでバッテリーを交換しようと思ってAmazonを見てみると、こんなに古いMacでもバッテリーは何種類も売られていました。種類の多いWindows PCではこうはいかないでしょうから、こういうところもMacの嬉しいところです。価格は以前交換したMacBook Airと同程度の5000円台だったので、その場で即断して購入です。

交換作業はMacBook Airですでに経験していますし、何も難しいことはありません。ただたくさんあって種類も色々あるネジを無くしたり取り違えたりしないように気をつければいいだけなので、私はいつもネジを外したらすぐ上からセロテープで止めておくことにしており、これまでにネジで困ったことがありません。ネジを外せば裏蓋が簡単に開くので、あとはバッテリーのコネクタを外してバッテリーを止めている2つのネジを外し、バッテリーを入れ替えたら元に戻すだけです。今回も都合15分程度だったでしょうか。

このあとは普通に充電するだけで使えるようになりましたが、何よりトラックパッドがまた普通にクリックできるようになったのが嬉しいです。もともとそれほど長時間バッテリーで使えるような機種ではなかったので、充電器を持たずに外で使うということはほとんどありませんでしたが、これからはまたある程度持ち運んで使えるかもしれません。旅行の時などにはMacBook AirかMacBook Proかどちらを持っていくべきかいつも迷うのですが、ちょっと重いとはいえ性能はMacBook Proのほうが高いので、特に車での移動のときはProにしていました。これからは今までより安心して使うことができるようになったので、ますますProの出番が増えるかもしれません。もちろん本当は新しいMacも欲しいんですけどね。