最近、仮面ライダー555(ファイズ)の録画を掘り返して最初から見直したりしているのですが、去年の剣(ブレイド)や今年の響鬼(ヒビキ)と比べてもストーリー的に非常によくできていて面白いというのを再認識しています。響鬼にもようやく慣れてきたのか、あるいは作品の方が安定してきたのか、だんだん興味を持って観ることができるようになってきたので、まだ今後の展開が楽しみな状況ではあります。仮面ライダーシリーズはそれが役者にとってもデビュー作となっていることが多く、演技面では本当に見ていられないような場面もあるのですが…

ということで、今日からまたTSUTAYAの半額クーポンが始まったので、いくつかDVDとCDを借りてきたのですが、「仮面ライダー555 パラダイス・ロスト ディレクターズカット版
」を見付けたので借りてきてしまいました。劇場版は何度も観ているのですが、Director’s Cutは噂でしか知らなかったのでどの程度違うものなのかという興味もあって、早速子供と一緒に観てみました。

仮面ライダー555 パラダイス・ロスト ディレクターズカット版
東映 (2004/05/21)
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実際に劇場版と違うところはところどころに見られるのですが、The Lord of the RingsのSpecial Extended Editionほどには違うわけでもなく、若干の未公開シーンが追加されている、という程度のものでした。確かに1時間に収めなければならない劇場公開版では省かれても仕方ないだろうな、というようなシーンばかりなので、期待しすぎたというのもあってちょっとがっかりしてしまいました。仮面ライダーでは毎作品Director’s Cutがリリースされているようですが、今一つ存在意義がわかりませんでした。

Director’s Cutというと、Blade Runnerのそれが有名ですが、私は当初の劇場公開版を知らないのでどの程度違うものなのかわかりません。しかし本来、配給側の都合などで監督自身の意向が曲げられてしまったものを、監督自身が納得いくように再編集した、というものなのでしょうが、ファイズの場合にはその名前が欲しいだけなのではないかという気さえしてしまいました。今頃観ておいて今さらかもしれませんが、それだけ残念だったということで…