今週、Google Desktop 2Google Talkを立て続けに公開しているGoogleですが、今度はこれまですでにアカウントを持っている人からの紹介がなければ利用できなかったGmail紹介なしに利用できるようになったようです。認証に携帯電話のメールアドレスを利用しており、今のところはアメリカ国内の携帯電話を持っている人のみが対象となっているとのことですが、今後日本など他の国でも対応する予定ということです。ある程度の匿名性を維持しながらspamや犯罪の温床になってしまわないよう両立させるための手段としてなので、携帯メールが必要というのは仕方ないかもしれません。

Google TalkにもGmailのアカウントが必要となっていることもあり、これは必然的な動きなのかもしれません。Gmailも未だBETAの表示が取れていませんが、今後このGmailを核に各種サービスを連携させて総合的なサービスを充実させていこうということなのでしょうか。既にカスタム・ホームページ検索履歴などがGmailアカウントを持っていると利用できるようになっており、私は以前よりブラウザの「ホームページ」はGoogleに設定しているのですが、検索を中心としたポータルとしての普及を狙っているのかもしれません。

しかしどうしてもこれらのサービスによりGoogleの収益が上がるようには見えません。Gmailのアーカイブからユーザの関心を分析して、それに応じた広告をホームページに並べる、といったことは今でも簡単に実現できそうな機能ではありますが、どうしてもプライバシーが懸念されるので実際には難しいかもしれません。しかし、収益は別にすると、広告ではなく関心のありそうなページをある程度ランダムに紹介してくれるような機能であれば面白いかもしれませんね。まあ、Googleの人はこんなこともとっくに思い付いているのではないかと思いますが…

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