先日終了したテレビドラマ「女王の教室」が話題になっているようですね。私はほとんどテレビを見ないのでこのドラマも見ていなかったのですが、当初は子供達に厳しくあたる女教師の描写に問題があるのではないかというクレームもあったということでちょっと気にはなっていました。

しかし今話題となっているのはそういうことではなく、ドラマの内容が思いのほか良かったということのようで、検索ランキング2位となっているTechnoratiから取り上げられているblogを見てみても好意的なコメントが寄せられているのがわかります。最終回の視聴率は25.3%をマークしたということもあり、続編の制作がほぼ決定しているようです。

とりあえずあらすじだけでも見てみようというつもりで公式サイトを見に行ってみたのですが、ここで見られる「ストーリー」が良くできていて感心してしまいました。単に文章でつらつらと書かれているのではなく、Flashによって各シーンの静止画がセリフと共に順に表示され、ちょうどマンガを読んでいるのと同じようにストーリーを追うことができます。そのカット数も各話数十カットに及ぶので、ちゃんと話の筋を理解し楽しむことができてしまいます。

それにしてもこういう話がヒットしてしまうというのは、ゆとり教育とかいう妙な方針のせいでおかしくなってしまった学校教育に対して多くの人が疑問を感じているということの現れではないでしょうか。徹底した成績重視主義などに反発した人も当初は多かったようですが、順位を付けることと差別とは次元の違う話です。最近は運動会の徒競走などでも順位を付けないというようなことも聞いたことがありますが、勉強が得意な人もいれば運動が得意な人もいるというのは現実なので、そこから目を背けるだけでは意味がありません。どんなに些細なことでも、誰でも何か得意なことはあるはずです。それを伸ばしていくことで自信を持ち、ほかのことも一生懸命できるようになるのではないでしょうか。

社会主義では努力が報われないために勤労意欲が失なわれてしまい失敗したということですが、資本主義とはまさに競争社会なのですから、その中で生きていくための方法を教えていくことも学校教育には必要なことではないかと思います。話がちょっと飛躍しすぎでしょうか…

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