Mozilla FirefoxMozilla FirefoxがまだPhoenixという名前だったバージョン0.3の頃からかれこれ3年半ほど愛用し、WindowsではFirefox一辺倒な私ですが、Macの方では同じGeckoエンジンを使用したブラウザCaminoと行ったり来たりという状態です。多彩なExtensionを使ってカスタマイズし放題のFirefoxと、Mac OSネイティブなCocoa Widgetを使ったCaminoとの間で揺れ動いているわけですが、どちらも一長一短といったところで気分次第で交互に使っているような感じでした。
Google
しかしそんな生活もついに終わりを告げそうな便利なツールがまたGoogleからリリースされました。Google Browser Syncというそのツールは名前からもわかるとおりブラウザの各種情報の同期を取るツールなのですが、クライアント側はMozilla FirefoxのExtensionとして実装されており、対象ブラウザはMozilla Firefoxに限られます。

ExtensionをダウンロードしてFirefoxを立ち上げ直すとGoogleアカウントとパスワードの他にPINというローカルに保存されるパスワードを訊かれます。PINはGoogleには送られないということで、プライバシーに配慮しているということのようです。初回起動時はさらにどの情報を同期するかを訊かれ、それに応じて情報がGoogleのサーバに送信されます。同期の対象となる情報はクッキー、パスワード、ブックマーク、ヒストリー、タブとウィンドウの状態、という5種類で、それぞれ同期するしないを選択することができます。またクッキーとパスワードは常に暗号化されてGoogleのサーバに蓄積され、それ以外の情報は暗号化要否の選択もできるようになっています。

2回目以降の起動時には各種情報の同期が行われるので立ち上げに少々時間がかかるようになりますが、心配されたブックマークの同期はライブブックマークが重複してしまった以外は特に問題なく同期を取ることができたようです。まあ、私の場合はGoogleに訊けばいいやということで最近はあまりブックマークしなくなってしまっているので大した数ではないのですが…

ともかくこれで自宅のデスクトップPCと出先用のiBookとの間でブックマークその他の情報をいちいち同期させずに済むようになったということで、今後はiBookでもFirefoxを使っていくことになるのではないかと思います。Firefoxも以前はなぜかMacでは動作がモッサリした印象があったのですが、最近は改善されてきているようなのでもう問題ないでしょう。Operaその他の選択肢もあるとは思うのですが、低速なWillcom回線で使うことの多いiBookの方は特にAdblockの恩恵が大きくて…今回のBrowser Syncで決定的になったような気がします。

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