M:I:III今月の映画の日はせっかく土曜日に当たったというのに作品の切り替えの狭間にはまってしまったようで、評価の高い「インサイド・マン」を観たいと思っていたのに前日で終わってしまい、それなら「ウルトラヴァイオレット」にしよう、と思ったら夕方5時からの1回のみ上映ということで予定が合わず、結局「カーズ」しかないけれど子供に断わらたからといってこれを一人で観るのも…ということで私に残されたのは「ミッション・インポッシブルIII」の先行上映のみでした。ほとんど消去法で決めてはみたものの、先行上映の場合には一切の割引が適用されないので他の予定を変えてまで映画の日に行く必要もないということで、翌2日に行ってきました。

一般公開前の先行上映で映画を観るというのは私にとっては初めてのことだったのですが、それ以前に1800円の正規料金を払って映画を観るということ自体が実に久しぶりだということに気付いたのは劇場に着いてからのことでした。観たのは夜9時過ぎの回でしたが、レイトショー割引も適用されないので日曜のこんな時間に観る人はそんなにいないのではないかと思っていましたが、さすがにそれなりに話題作なので普段のレイトショー以上に観客は多かったように感じました。
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主演は言うまでもなくTom Cruiseなのですが、来日して派手なプロモーションを行っていた通り、Tomにとってもかなり力の入ったシリーズなのではないでしょうか。これまでの2作と比べてもアクションシーンは一層派手になっていますが、この多くをスタントなしで本人が演じているということですから驚きです。観ているとちょっとTomばかりがカッコ良く描かれすぎているような気がしてしまうのですが、あくまで主人公はEthan Huntなのですから仕方ないのかもしれません。

まあとにかくアクションの連続で気を抜く隙がなく、まさしくこれがジェットコースタームービーというものなのだろうと思うのですが、私は観ていてちょっと疲れてしまいました。20代の頃ならこういう映画が面白かったのでしょうが、これは私が歳を取ったということなのだろうと思います。

最後にはちょっとしたどんでん返しがありますが、これ自体は古典的な手法のような気もします。あくまでこの作品は派手なアクションを楽しみ、カッコいいTom=Ethanの姿を堪能するための映画なのでストーリーの深さを期待する人はいないと思いますが、私はそれだけでは楽しめなくなってしまったようです。映像的には「スゴい」と思うところも多々あるのですが…

ということで、先行上映なのでこれまで以上にネタバレには気を使ってみましたが、これって辛いですね。