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海街diary

こんな美人姉妹がいてたまるか。

先日読んだ「マスカレード・ホテル」はとても面白くて、その前日譚である「マスカレード・イブ」と続編の「マスカレード・ナイト」も図書館から借りてきて立て続けに読んでしまいました。すると、ちょっと変な話なのですが、これらの作品のヒロインである山岸尚美を演じていた長澤まさみについて、映画本編ではなくただ予告編を見ただけなのに、役柄と重ね合わせて好感を持つようになってしまいました。私は普段テレビをほとんど見ないので日本の芸能人は全然知らないのですが、俄然注目するようになっています。

そんなところでこの週末に時間があったので、長澤まさみが出演している映画をAmazon Prime Videoで観ることができないかと探してみて見つけたのが「海街diary」という2015年の作品でした。

海街diary

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本作は同名のマンガ「海街diary」を原作として映画化されたものですが、古都鎌倉を舞台に、もともと暮らしていた三姉妹のもとに腹違いの妹が同居するようになり、その後本当の家族になっていく過程を描いた物語です。鎌倉のゆったりした空気の中で描かれる姉妹とそれを取り巻く人々の日常がほのぼのしていて、ちょっとした事件はあっても大してハラハラすることもなく、ゆったりと見ていられるタイプの映画なので、休日の日中に観るにはぴったりでした。

この主人公姉妹のうちの次女役が長澤まさみで、長女を綾瀬はるか、三女を夏帆が演じており、そして四女となるのが広瀬すずです。それぞれタイプの違う4人の仲の良さそうなところを見ているだけで、もともと細い私の目もさらに細くなってしまいました。もともと長澤まさみの演技を見たいという変な動機で観た映画ですが、他の3人もとても良くて、また風吹ジュンが演じる近所の食堂のおばちゃんや、リリー・フランキーの喫茶店のマスターなどもとても雰囲気がありました。

なお、Wikipediaの4人のページに載っている写真は皆「2015年、第68回カンヌ国際映画祭にて」となっていますが、それはこの作品が出品されたときのものですね。残念ながら受賞はならなかったようですが、とても日本らしい映画だと思いますので、観客には暖かく迎えられたのではないでしょうか。

ということで、本作を観て私は長澤まさみがますます好きになりました。彼女の出演作はたくさんありますので、今後ゆっくり楽しませてもらいたいと思います。

サマータイムマシン・ブルース

確かに気持ちいい。

先日、早くもというか話題性が無くなってしまう前にということか、昨年日本の映画界に一大旋風を巻き起こした「カメラを止めるな!」が金曜ロードショーで放映されました。私は放送を見ていないのですが、ぜひ妻にも観てもらいたいと思っていたもののBlu-rayを購入するタイミングを逃していたため、とりあえず録画はしてありますので私ももう一度楽しみたいと思っているところです。

この放送のだいぶ前に読んだ誰かのブログに掲載されていた本作の記事だったと思うのですが、伏線回収ものの代表作のように挙げられていたのが本広克行監督の「サマータイムマシン・ブルース」という2005年の作品でした。普段ほとんど邦画を観ない私なのと、当時はまだ私もあまり映画を観ていなかったということでこの作品については全く知らなかったので、是非観てみたいと思っていたところAmazon Prime Videoで観られるようになっていたため、先日ようやく時間ができたので観てみたのでした。

サマータイム・マシン・ブルース

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もう10年以上前の作品なので今さらネタバレもなにもないかもしれませんが、「カメラを止めるな!」と同様に本作もあまり予備知識を持たずに観たほうが楽しめることは間違いないと思うので、私も多くは語らないことにします。ただ、タイトルからタイムマシンが登場するであろうことはわかりますので、タイムマシンということはタイムトラベルを題材にしたSF的作品であることは容易に想像できますし、まさにその通りのものです。

しかし、最初はなんだか訳のわからないドタバタコメディのようなものにしか見えず、そのまま観続けるべきなのかどうか、もしも事前に「伏線回収ものの傑作」であるということを知らなかったら迷っただろう、というよりおそらく迷わずに中断してしまっただろうと思います。しかし、その訳のわからなかったものが中盤以降に全てきれいに回収されていくので、その気持ちよさは体験すべきものだと言えます。

なお、「カメラを止めるな!」は当初上田監督が観た「GHOST IN THE BOX!」という舞台作品に着想を得たとしてこの舞台を「原案」としてクレジットしていて、これを不服とする劇団側と権利を巡って争った結果、「共同原作」としてクレジット表記することで合意に至ったという経緯がありますが、この作品ももともと舞台作品として作られたものを映画化したというものながら、あるべき手順を踏んで作られたというところに大きな違いはありそうです。とはいえ、ここから思うのは「実は舞台演劇も面白いのでは?」ということなのですが、残念ながら大都市圏に住んでいないと舞台を観に行くのはなかなか難しいですね。

アフタースクール

スッキリしましょう。

私が聴いているポッドキャストの一つ、backspace.fmの第272回で人気ブログ「カイ士伝」の甲斐氏が映画「カメラを止めるな!」の話をしていたときに、「カメ止め」が好きな人ならきっと好きなはず、と「アフタースクール」という映画を紹介していました。ちょうど今ならAmazon Prime Videoで観られるということなので、早速私もこの週末に観てみることにしたのですが、なるほどこれは非常に面白い映画でした。

映画「アフタースクール」【TBSオンデマンド】

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内容については一切知らずに観た方が絶対に楽しめるので私も書きませんが、この作品は公開からすでに10年が経過しています。こんな面白い作品がどうしてそんなふうに埋もれてしまっていたのか…とも思いましたが、私がほとんど邦画を観ないせいで知らなかっただけなのでしょうか。

「カメ止め」の面白さの一つは伏線がきれいに回収されていくというところにありますが、この作品も同じです。「一体どうなっているんだろう」「ちょっと変だな」「なんだか微妙に強調されているな」と引っかかったところにはそれぞれちゃんと意味があり、それが終盤の種明かしでスッキリ解決するという仕掛けになっています。またタイプはだいぶ異なりますが、観客が最初に考える設定と映画内の事実は全く違うというのも「カメ止め」と共通していて、それも非常に面白いところです。

主要登場人物を大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子といった私でも知っているような俳優が演じているというのは「カメ止め」とは全く異なるところですが、実力のある役者の演技によって一層見せるものになっているのは間違いありません。もしも「カメ止め」のリメイクが、例えばハリウッドであったなら、それはやはりすごいものになるのではないかと思われますが、無名の監督と俳優が作り上げた「カメ止め」にもそれだからこその良さもあるので、どちらが良いというものでもないでしょうし、あのスタッフとキャストでなければあのようなムーブメントにはならなかったでしょう。

しかしやはり私は伏線回収系の最高傑作は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」だと思っていて、つい先日もまたシリーズを通して見直してしまいました。中でも第1作がやはり最高で、特にこれは何度も観ているのですが、久しぶりに見た2と3も思ったより面白くて再評価しているところです…と違う映画の話になってしまいましたが、「アフタースクール」もとても面白かったので、Amazon Primeのメンバーの方はぜひ今のうちに。