今回の岐阜旅行最後の目的地は、岐阜市内の金華山山頂に天守が築かれていた岐阜城です。山頂付近へは山麓の岐阜公園からぎふ金華山ロープウェーに乗ると4分ほどで行くことができます。

元の城郭は1601年に廃城にされてしまい、現在の建造物は1956年に鉄筋コンクリートで建てられた模擬天守とのことで資料的価値はあまり無いようですが、山の上に立っているのがかなり遠くからでも見え、当時もこうして見下ろしていたのかということは伝わってきます。現在の天守の建物は資料館兼展望台のようになっていますが、400年の歴代城主の中でもやはり織田信長の存在感が軍を抜いており、資料はほとんど信長のものでした。というより、岐阜市内の至る所が信長推しでびっくりしました。

しかし、城というとどうしても天守閣に目が行きがちですが、この岐阜城の場合は城主の居住空間であった山麓の居館部分が見事なものであったと思われるので、できればそれも再現してもらえないものかと思ってしまいます。天守内には立派な居館のCGでの再現画像がありましたが、そのとおりに再現されたら壮観なものになるでしょう。

なんて思ったら「メタバース岐阜城」なんていうものがあったのですね。Fortniteでプレイしたり、ブラウザで見たりできるようですが、やっぱり現実空間での体験にはまだ敵いませんね。