私が中一の頃にシリーズ第1集が発売された、その時期のヒット曲を各レーベルから集めたコンピレーションアルバム(当時はオムニバスというのが普通?)”NOW, That’s what I Call Music”ですが、20余年を経てついに第60集が発売されるに至りました。私は当然の如くAmazonで予約していたのですが、それが今週手元に届き、通勤途中に一通り聴き終わりました。

Now, Vol. 60 [UK]
Now, Vol. 60 [UK]

posted with amazlet at 05.03.26
Various Artists
Emi/Virgin (2005/03/21)
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今回聴いていて何曲かカバーらしき曲が入っているのが目立ちました。日本でもちょっと古めのヒット曲がカバーされて再びヒットするということがありましたが、似たようなことがイギリスでも起きているということですね。今回は43曲が収められているのですが、それだけ入っていてもピンと来るきょくはそう多くなく、あまり変わり映えのしないように感じてしまうのは私が歳を取ったということなのでしょうか。どうも薄っぺらい曲が多いように感じました。まあ、前回の発売から4ヶ月の間にリリースされたうちの43曲ということなので、そんなに売れた曲ばかりにはならないというのは仕方のないことでしょう。私の場合には、今どういう曲が流行っているのかを知るために買っているようなものなので、それでも構わないとは思います。

私は第2集からレコードで買い初め、ところどころ抜けておよそ20集程度を所持しています。リアルタイムにヒット曲を聴いていた頃は、シングルを一枚一枚買うよりも経済的だからというような理由で買っていたので、こんなものがあったらシングルが売れないのではないかと他人事ながら気になっていたのですが、実際にはNowが発売される頃にはすでに売行きも落ちているので、曲の権利を持っている側にとっては一粒で二度おいしいというようなところがあるのでしょう。また、こんなレコード会社を跨いだ大胆な企画が実際に成立してしまうというところにも随分驚いたものです。

60という数字は洋の東西を問わず一つの区切りとして意味のある数字になっているのですが、今後この数字がどんどん進んでいって3桁になるような日が来るのか、その頃は一体どういうメディアで供給されることになっているのか、今後も買い続けながら見守っていきたいと思っています。最初はまだCDなどというものが一般には認知されていない頃で、12inchのレコードとカセットで発売されていましたが、今はすっかりCD一色です。次には一体何が来るのか、私には全く見当も付きませんが…

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