砂漠での宝探し探検物語というのは「レイダース/失われたアーク」に始まるIndiana Jonesシリーズでアクションアドベンチャー映画の一つのジャンルとして定番となりました。このシリーズはIndiana Jones 4の2007年公開を目指して制作中ということですが、アフリカの砂漠に埋もれた幻の装甲艦を探すというそっくりな設定の「サハラ」を観てみました。
海底に沈む歴史的遺産を探索し、その引き揚げを行っているNUMAという機関に属する、Matthew McConaughy演じるDirk Pittが個人的に取り憑かれている、「死の船」と呼ばれている南北戦争当時の輸送艦の捜索のために、Steve Zahn演じる幼なじみの同僚らと中央アフリカ西部の内線地帯に乗り込んでいくという話です。ちょうどそこから伝染病が広がっているのではないかと調査に乗り込もうとしていたWHOの医師らがいて、一緒に行くことになります。この医師の一人がPenelope Cruz演じる美人女医なのはお話のためですね。
物語自体は設定を現代にしただけでIndiana Jonesそのままといった感じなのですが、アドベンチャー映画好きな私にはそれなりに楽しむことができました。ちょうどナショナル・トレジャーと時期がかぶってしまったせいもあるのか、あまり話題にならなかったような気がしますが、米国史の知識がないと今一つ楽しめないあちらよりも謎解き要素は少ないのでわかりやすく、単純な娯楽作品としては悪くないのではないかと思います。
しかしこの映画、女医のDr. Eva Rojas以外に女性がほとんど出てきません。過酷なサハラ砂漠なので女性には辛い世界だということなのかもしれませんが、そんなものでしょうか。撮影現場もさぞむさ苦しかったのではないでしょうか…やはり女医でなければ男ばかりの映画になってしまうので、必然的な設定だったのかもしれませんね。
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