Madonna – Sticky & Sweet Tour

Sticky & Sweet Tour次回は日本にも来て欲しい。

Michael Jacksonのライブのリハーサル映像を映画化したThis Is Itを観て以来、純粋な音楽パフォーマンスとしてではなくショーアップされた総合パフォーマンスとしてのライブイベントの楽しさがわかったような気がしましたが、しかし実際に観てみようとなるとMichaelに並ぶような最高レベルのショーを見せてくれるアーティストはそう多くありません。異論はあるかと思いますが、私がまず筆頭に上げたいのはやはりMadonnaです。MichaelがKing of PopならMadonnaはQueen of Popとして讃えられる人ですし、幼少の頃デビューしているMichaelよりも芸歴は短いながらも同年生まれということもあり、同じく同年生まれのPrinceと並んでどうしても比較されやすい人ですが、それに値する能力と存在感を持つ人です。

そのMadonnaの史上最高のライブパフォーマンスだという、2008年と2009年に追加公演の行われたツアー”Sticky & Sweet Tour“のうち、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで行われたライブの様子を収めたCD, DVD, Blu-rayの「スティッキー&スウィート・ツアー」が今月発売されたので、私もBlu-ray版を購入してみました。

Sticky & Sweet Tour [Blu-ray] [Import]
アーティスト:Madonna
Warner Bros / Wea (2010/04/06)
ISBN/ASIN:B002ZFQCZU

アルゼンチンのファーストレディを描いた映画「エビータ」で主役を演じたことで、Madonnaにとってのアルゼンチン、またアルゼンチン国民にとってのMadonnaというのは特別なものがあるので、他の場所とはまた違う盛り上がりを見せるのでしょう。DVD/Blu-rayにはこの映画のサウンドトラックである”Don’t Cry For Me Argentina“が収められていますが、この曲が歌われたのはブエノスアイレス公演のみだそうです。

スタジアムを観客で一杯にして行われた公演なので、後ろの方の人にはMadonnaの姿は米粒のようにしか見えないのではないかと思いますが、ステージ背後には巨大なフルカラースクリーンが3面配置されて美しい映像を映し出しているので、それなりに楽しむことが出来るのでしょう。それに対してステージ際の人は間近にMadonnaが見えるわけですが、どれだけ苦労してチケットを手にいれたのでしょうか。

ステージには一流のダンサーによる様々なスタイルのダンスを取り入れ、これまでのヒット曲の数々に大幅なアレンジを加えたものもあり、非常に見ごたえのあるものになっています。もちろん主役はMadonnaですが、彼女がリードするパフォーマーたちの動きにも驚かされ、魅了されてしまいます。また非常にいいのは皆がとても楽しそうに演じていることで、観ている私も一緒に踊りたくなってきます。

登場するパフォーマーたちの中で少々異彩を放っているのが、日本から参加している「はむつんサーブ」の二人です。YouTubeの映像を見たMadonna本人に請われ、一度は断ったものの熱意の強さに負けて参加することにしたということで、彼ら単独のコーナーも設けられるなどかなり特別な扱いになっています。YouTubeで検索して見ることの出来る映像も衝撃的なもので、Madonnaを惹きつけたというパフォーマンスは一見の価値があるでしょう。

Madonnaは冒頭からかなりセクシーな衣装で登場するのですが、鍛え上げられた筋肉質な体はどんなに肌を露出していても健康的で、残念ながら色気は感じられません。しかし、齢50にもなるというのは見た目にもとても信じられませんし、その激しいダンスもバックダンサーたちに勝るとも劣らないものです。それにしても、私よりひと回りも年上なのにショートパンツ姿が可愛く見えてしまうとは…

ということで、期待していた以上に素晴らしい作品だったのですが、ちょっと関係ないところで驚いてしまったのは観客の多くが堂々とデジカメを掲げて撮影を行っていることで、もちろんそれは誰にも咎められてはいません。日本であれば間違いなく入場時の手荷物検査で取り上げられてしまうところでしょうが、ところ変わればこうまで変わるかというほどのものです。そういえばSheryl Crowのライブの時も皆デジカメや携帯電話を掲げていましたから、日本だけが神経質なまでに厳格なのでしょうね。どうせ個人が撮った写真なんて、アーティストにとって何の損失にもならないでしょう。海賊版ビデオなどならともかく、生写真くらいいいじゃないですか。ねぇ?

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