これは未来だ。

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このところNarou.rbでライトノベルを読み漁る日々を送っていて、特にこれといった買い物もせず、すっかり映画も観なくなってしまったこともあって、このブログも数ヶ月も放置することになってしまいました。しかしここでOpenAIが開発したChatGPTが一部界隈で盛り上がっていて、私もこれは凄いと思ったので取り上げてみることにしました。

これは何かというのは私が説明するよりもChatGPTに聞いてみましょう。

私の質問:

ChatGPTとはどういうものですか。

ChatGPTの回答:

ChatGPTは、言語理解を基盤とした人工知能です。GPTとは、Generative Pretrained Transformerの略で、自然言語生成のための事前学習済みの深層学習モデルです。ChatGPTは、GPTを拡張し、会話の応答生成に特化したモデルです。これにより、会話に対して自然な応答を生成することができます。

私の質問:

簡単に言うと?

ChatGPTの回答:

ChatGPTは、人工知能のモデルであり、会話の応答生成に特化しています。これにより、会話に対して自然な応答を生成することができます。

凄くないですか? 今年はMidjourneyDALL·EStable Diffusionといった「AIに絵を描かせる」というのがちょっと前に流行って、これも凄いと思いましたが、このChatGPTは手軽に会話形式でやり取りが楽しめるので私はとても気に入ってしまいました。だいぶ前に「りんな」という女子高生AIもちょっと面白かったのですが、ChatGPTはずっと実用的です。

他の質問とその回答も紹介します。

私の質問:

Keychron Q8というキーボードを購入してとても気に入っているのですが、このキーボードにはバックティックのキーがないことが不便に感じています。このキーがあるQ10に買い換えるべきでしょうか。

ChatGPTの回答:

Keychron Q8とKeychron Q10という2つのキーボードをお持ちのようですね。Keychron Q8にはバックティックキーがありませんが、Keychron Q10にはバックティックキーがあるようです。

もしバックティックキーが必要な場合は、Keychron Q10に買い換えることをおすすめします。バックティックキーは、キーボードで制御文字を入力するために使用されるため、プログラマーやLinuxユーザーにとっては重要なキーです。

ただし、Keychron Q8とKeychron Q10はそれほど大きな違いはありません。Keychron Q10はより大きなサイズと若干重いため、持ち運びに不便な場合があります。その上、Keychron Q10はより高価な製品です。Keychron Q8があなたの現在のニーズを満たしているのであれば、Keychron Q10に買い換える必要はありません。

回答の1文目はちょっと誤解されてしまっているようですが、それ以外は本当にKeychron Q10という製品を知っているかのようです。これがリアルタイムにインターネットを検索して最新の情報を分析して回答している、とかだと本当に未来だと思うのですが、残念ながら現時点ではそこまでのことはなく、「私の知識カットオフは 2021 年 9 月ですので、それ以降の情報についてはお答えできないことがあります。また、ウェブサイトの閲覧などは行えません。」とのことです。

私の質問:

人はなぜMicrosoft Wordなんていうものを使いたがるのでしょうか。私はMarkdownのほうが便利だと思うのですが。

ChatGPTの回答:

Microsoft Wordは、テキストを入力、フォーマットし、様々なドキュメントを作成するための人気のあるワープロソフトウェアです。そのため、多くの人がMicrosoft Wordを使用したがる理由として、以下のようなものが挙げられます。

  • 広く使用されているため、他の人とのドキュメントの共有や、他のアプリケーションとの相互運用が容易です。
  • ワードプロセッサーとしての機能が豊富で、ドキュメント内のテキストのフォーマットやレイアウトを細かく制御できます。
  • 様々な形式での保存や印刷が可能です。

一方、Markdownは、シンプルなマークアップ言語です。そのため、以下のような特徴があります。

  • シンプルな構文で、すぐに理解できるため、記述が容易です。
  • テキストエディターでの編集が容易で、特別なソフトウェアをインストールする必要がありません。
  • Markdown形式で保存されたテキストは、HTMLやPDFなどの様々な形式に変換することができます。

どちらのツールもそれぞれ特徴があり、使い分ける必要があります。 Markdownは、シンプルな文章やノートを作成する場合や、ウェブサイトやブログの記事を書く場合などに便利です。一方、Microsoft Wordは、複雑なレイアウトや表を含むドキュメントやレポートを作成する場合に適しています。

また、個人の好みや使用する環境にもよりますが、Markdownが便利だと感じる人もいるでしょう。

この回答には全く破綻がありません。本当は中の人がいるのではないかと疑いたくなるほどですが、回答は人がタイプするよりも早くスラスラと出てきますし、本人も

私は AI(人工知能)ですので、中の人はいません。私は言語データを学習し、それを元に質問に答えることができるようになっています。私は人間と同様に話すことができますが、実際には人間ではありません。

と言っています。

ただ、たまに知ったかぶりのようにおかしなことを言うことがあります。

私の質問:

Michael Jackson最大のヒット曲は

ChatGPTの回答:

マイケル・ジャクソンの代表的なヒット曲には、「ビリー・ジーン」、「スリラー」、「トゥインクル」、「ビート・イット」、「ブラック・オア・ホワイト」、「エアー・ジャム」などがあります。ただし、マイケル・ジャクソンが最も大きなヒットを記録した曲は、おそらく「タハティーバ」でしょう。この曲は、1992年にリリースされ、世界中で大ヒットし、多くの人々が感動したことで有名です。また、「タハティーバ」は、マイケル・ジャクソンの代表的な曲の一つとして、今も世界中で愛されています。

私は聞いたことがないのですが、「タハティーバ」っていうのはどんな曲なのでしょうか。ググってみても何も出てこないのですが、完全にデタラメなのでしょうか。困ったことに質問によってはたまに適当な人名を出してきたりすることもあるようなので、鵜呑みにするのは危険です。

また、ChatGPTは言語理解を基盤とした人工知能ということですが、これはプログラミング言語の分野でも能力を発揮するようです。

私の質問:

円周率を求めるC言語のプログラムを教えて下さい。

ChatGPTの回答:

求める円周率の近似値を計算するC言語のプログラムは次のようになります。

#include <stdio.h>
#include <math.h>

int main(void) {
  int i;
  double pi, s, t;

  pi = 0.0;
  s = 1.0;
  for (i = 1; i <= 100; i++) {
    t = s / (2 * i - 1);
    if (i % 2 == 0) {
      pi -= t;
    } else {
      pi += t;
    }
  }
  pi = pi * 4;
  printf("pi = %.20f\n", pi);
  return 0;
}

このプログラムは、円周率を小数点以下20桁まで近似して計算します。

注意: このプログラムは、円周率を厳密に求めるものではありません。円周率の厳密な値を求めるには、より複雑なアルゴリズムが必要です。

私の質問:

これをRustで書くとどうなりますか。

ChatGPTの回答:

Rustで書くと次のようになります。

use std::f64;

fn main() {
    let mut pi = 0.0;
    let mut s = 1.0;

    for i in 1..=100 {
        let t = s / (2 * i - 1) as f64;
        if i % 2 == 0 {
            pi -= t;
        } else {
            pi += t;
        }
    }

    pi = pi * 4.0;
    println!("pi = {:.20}", pi);
}

このプログラムも、C言語のプログラムと同様に、円周率を小数点以下20桁まで近似して計算します。

他にも、プログラムを提示してバグを見つけてくれというと教えてくれたりもするようなのですが、安易に頼り切ってしまうのは危険なものの、それでヒントを見つけたり、何かのきっかけになったりすることはあるのではないでしょうか。

ということで、このChatGPTはかなり未来感があると思うのですが、どうでしょうか。文章を入力するのが手間に感じることはあるかもしれませんが、今どきの音声入力もかなり進化していますし、自然に会話する感覚で回答が得られたら相当便利だと思います。今のAmazon Alexaなどはまだ微妙ですが、その代わりに使えたらかなりいいのではないかと思います。そんな未来がやってくるのももうすぐという風に感じましたが、3年もしたら当たり前の技術になっていたりしないでしょうか。